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100歳現役医師・駿河敬次郎ドキュメンタリー制作日記

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私の命の恩人であり、日本における小児外科のパイオニア、駿河敬次郎 医師(順天堂大学医学部名誉教授)の生き様を映像作品にしたい。
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2022年9月の記事一覧

100歳現役医師ドキュメンタリー製作日記2022年8月_駿河敬次郎先生の死生観

100歳現役医師ドキュメンタリー製作日記2022年8月_駿河敬次郎先生の死生観

お陰様で駿河先生のドキュメンタリー映像製作も本格的な編集段階にきました。

駿河敬次郎先生の「一生現役で働きたい」という価値観を形作った2つの出会いを見つけました。一つは、先生が10歳の時に身近な宣教師が仕事現場の教会で亡くなった体験です。

もう一つは順天堂大学の同僚だった医師が、病院という仕事場で患者さんを診た後に眠るように亡くなった出来事でした。

さらには、先生の同世代の多くが戦場で散って

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トマス・ウィン宣教師と駿河敬次郎先生

トマス・ウィン宣教師と駿河敬次郎先生

駿河先生の「一生現役で働きたい」という価値観は、どのように作られたのでしょうか。その原点は少年期の金沢での体験にあります。

駿河先生が10歳の時に、金沢で1人の宣教師が亡くなりました。トマス・ウィーンという名前のアメリカ人宣教師です。駿河先生は、小さい時から金沢殿町教会というご自宅前の教会に通っていました。この金沢殿町教会を宣教師トマス・ウィンがジェームズ・ポーターなどと共に作りました。

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