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トホウもない挑戦に、コウヨウしたのは私だけ?

家族で紅葉狩りに行きました、関仁 です。

場所は福島県 西白河郡 西郷村 にあります、雪割橋です。
タイトル写真の中心に映るのが、その橋です。
昔から架かっていた橋を架け替えたものなので、新雪割橋とも呼ぶようです。

大きな谷に広がる色とりどりの葉がとても美しく、遠くの頂きの背景も相まって壮大な景色でした。

雪割橋から見える景色

今回、家族で紅葉狩りに出掛けたのには、もうひとつ理由がありました。
ある男の勇姿を見たかったのです。

その男とは、、、まあ、私の友人なのですが、
彼が、那須塩原から福島県まで「徒歩」で来るという挑戦をしていたのです。
福島県に突入し、とりあえず行ける所までは歩くと聞いていたので、途中経過を聞きながら、歩いている姿を拝みに彼が歩き続ける国道4号線を走りました。
雪割橋に行く途中で、リュックと軽装で歩く彼を見つけました。
車内では、「あ、○○くんだ!」、「おおぉぉぉ!」と感嘆の声を挙げていました。
やや下を向きながらも歩を進めており、着実に進んでいました。
私は、彼の姿を写真に収めようと、振り向き小さくなった彼の後ろ姿を捉えました。

その後、紅葉を見て、味噌田楽を楽しんだ後、彼から終着の連絡が来たので矢吹駅まで家族でお迎えに行きました。
その後、私の地元の郡山まで一緒に行き、郡山駅前の地元の居酒屋にお邪魔しました。

居酒屋まで向かう道も、限界を迎えていた彼の足や体は挙動がおかしかったですが、入店後も席まで距離があったため、女将さんにばっちり観察されていました。
結果、女将さんが「すごく疲れてるみたいですね。」と。
「ここまで歩いて来たので。」と彼。
当然の流れのように「どこから来たんですか?」と聞かれた彼は、
「那須塩原から。」
女将さんの時が止まりました。
私が軽く説明を入れると「それは疲れますねー。」と言って会話が動き始めました。
それはまるで、落語のテンポでした。

そんな10時間以上も歩き続けた彼は、自負をしていました。
「今日、一番おいしいビールを飲んでいるのは自分」だと。←発想がポジティブ!
お疲れ様の乾杯をした後、彼は穀物の味をいつも以上に深く味わいながら心身に潤いを与えていました。
まあ、私も久々の生ビールは旨かったです。

noteの話や就活の話、性格診断の話などなど会話は流れて行き、おつまみもお酒も男二人分の胃袋へ流し込まれていき、楽しい時間もあっという間に流れて行きました。

ややもすれば転んで足を挫きかねない彼を新幹線の搭乗口までお見送りしました。
途中、あまりに動きが可笑しくて、帰り損ねたハロウィン・ゾンビのように見えて、動画を撮らせてもらいました。
その動画があまりにもウォーキング・デッド過ぎて、しばらく笑ってました。
相当、疲れている彼には悪いですが、お酒も入ったし、笑いが止まらず腹が痛かったです。←
こんなに引き笑いを連続したのは久々でした。

私も、だいぶ高揚していたみたいです。

彼を見送った後、改札から出て、家まで歩いて帰りました。
彼から勧められた精神分析のテストをしながら、今度のウォークング飯(長距離を歩いて最高に美味しいご飯を食べるact)についてメッセージを送りながら、30分ほど徒歩で。

帰って来た時には、私の足がややガクガクし始めてました。←

2022/11/3
せきひと

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