時期尚早、時期尚早
太陽の光を無視し、昼頃にようやっと床を出た、関仁です。
久しぶりの遅起きです。
久しぶりの家で迎える休日です。
しあわせ〜☀️
顔をパシャパシャして、台所で白湯をすする。
染み込んでいく白湯の代わりに、溜まった気体が吐き出される。
おちつく〜♨️
遅起きしたのに、まだ時間を緩めたままにしておきたい私は、キャンピングチェアに座って、南窓から入る陽光に両足を伸ばす。
あったけ〜☀️
しばし何もせず、お気に入りのコップを口元に運んでは、熱くて一度に飲めない白湯をすすり、小さなごくり。という音に耳を澄ませる。
優雅。。。
(注:飲んでるのは白湯)
体の真ん中から空気を絞り出す音がした。それを合図に、暖めた足をスリッパに突っ込み、西窓の台所へ。
冷蔵庫がなくなって、冷蔵保存はできるのか? と思ってたが、コンロの下のモノたちを整理したので、そこに空間ができていました。
しかも、ビルトインコンロの下にガス管を伸ばすために、奥の壁にピーキーズウィンドウがあり、その四角い穴は、一回り大きい板で覆ってあるだけなので隙間風が入ってきます。
そう、コンロ下は恐らく10℃以下なのです。(体感しらべ)
ということで、そこにしまってある牛乳をレンジで温め、その間にバケットを切りビルトインコンロのグリルで焼きます。
焦げる手前でとろけるチーズを乗せ、簡単な朝昼ご飯を作り、レンジから取り出したコップに葡萄味のカルピスを入れ、先程まで居たチェアに戻りました。真昼の陽光の中、温かみを味わいました。
優雅その2 !
(注2:簡易ホットミルクカルピスとスーパーで売ってるバケットです!)
録画しておいた7ルールスの家事代行の方の話を見て、プロ意識の芽生えって、私はあっただろうか。と自問しました。特に思いつかず、家事代行の方のルールの「朝に5分だけ掃除する」というものを見終わった後に実践しようと、タイマー代わりに1〜2曲聴きながらと思い、ウォークマンで、King Gnuの一途を。
ループ再生機能をオンにしていたらしく、2回目の入りのギターで気付いてはいたが、まあいいか。とその後3回くらい聴いていた。
クイックルワイパーやロボット掃除機の力を借り、掃除してたところ、コンセントを差して使うタイプの掃除機が押し入れにあることを思い出し、取り出した。
しかし、使わなくても綺麗にできるから要らないだろうと思い、先輩にあげる約束をしていたのを思い出した。
その30分後くらいに先輩から仕事の電話が来て、ついでに掃除機を持って行きますか? と聞くと、申し訳ないから買い物ついでに取りに行く。と言ってもらえたので、掃除機の外も中も拭いて、紙パックも交換しておきました。
先輩から到着の電話があったので、掃除機を手渡そうとドアを開けると、すでにドアの前まで来てくれていた。
折角来たから片付き具合を見せてよ。と言うので、上がってもらった。
「はー、本当に何もねぇ。」
リビングまで来て、部屋を見渡しながら、
「嗚呼、本当に君も居なくなっちゃうのか。」と。
実は、前に居た支社でも、この先輩の元で働いていたので、お互いに割と深く思い入れがあるのです。
私は、何て言うべきか悩みましたが、
「そうですね。」と。
本当に口下手。もっと言うべき言葉はあるはずなのに。
ただ、先輩は私の表情を見て、寂しそうな顔をしながらも笑ってくれました。
言葉を尽くさなくても、私の気持ちを読み取ってくれる。だから、私はこの先輩が好きだし、甘えさせてもらっているのだろう。
先輩は暫く部屋やベランダからの風景を見てから、部屋を出た。
下まで降りて車をお見送りし後に、私も買い物に出掛けました。
帰宅後、南窓のカーテンを閉めようと勢いよくレールを走らせると、足元で軽い音がいくつも弾けました。
恐る恐る下を見ると、観葉植物が入れてある透明なカップごと倒れていました。
あーあ、と思いながら、クイックルワイパーを持つも、土代わりに入れてある小さな軽石のようなものは取れず、手で集めるしかありませんでした。
ロボット掃除機にお願いしようかと思いましたが、以前にも同じ状況で使った時に、思った通りの方向へ進まず、結局、手で拾ったのを思い出し、
嗚呼、掃除機。。。
とひとりごちしました。
まあ、手で集めれば済むことなのですが、居なくなってから、すぐに活躍の場所があるなんて。。。
私も、もうすぐ会社から居なくなりますが、昨日まで居た人が居ない。と惜しんでくれる瞬間はあるのだろうかと、ふと思いました。
思って欲しいという自分本位な気持ちの反面、思わずに仕事が回って欲しいという現実的な願いもあり。
明日は、とある理由で、出社はしますが隔離部屋で業務にあたります。
ある意味、私が席に居ない日が続くので、私が居なくなった後の疑似体験をしてもらえるのかな。と阿呆なことを考えています。←
明日は遅起きできないので、そろそろ長湯から上がって寝ます。
ぐっどないと!
せきひと
2022/2/23
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