世界三大ファンタジー小説
"昔から今にかけても最初に読んだ小説はファンタジーものだ、という読書家も多いでしょう。
では、世界三大ファンタジーと言われている作品は何かご存じでしょうか?それは、「指輪物語」「ナルニア国ものがたり」そして「ゲド戦記」です。
どれも既に映像化されていますので、知らない方は映像から見るのもいいかもしれません。
指輪物語
「指輪物語」はイギリスの学者であるJ・R・Rトールキンが書いた長編小説で、「ホビットの冒険」という本の続編です。
これは映画「ロード・オブ・ザ・リング」としても有名です。小人型のホビット族が伝説の指輪をもって旅をする話です。第1巻から3巻まで、計6部の話があります。
ヨーロッパだけでなく世界中で爆発的な人気がありますが、日本語訳を最初にした人物が言語学者だったために難解で、途中で挫折したという人も多い本でした。
ナルニア国ものがたり
そして「ナルニア国ものがたり」のシリーズは、これもイギリスの文学者であるクライブ・ステープルス・ルイスの児童向けファンタジー小説です。
ナルニアという国を舞台に、20世紀の少年少女がその異世界に迷いこみ、人の子として活躍する話となっています。
第1部から第7部まであり、出版された順番とナルニア国の歴史の流れは違いますので、歴史の流れの順に読んだり主人公たちがナルニアを訪れる順に読んだりと色々楽しめます。これも映画化されていますので、よりイメージしやすくなっている作品です。
ゲド戦記
最後の「ゲド戦記」はアーシュラ・K・ル=グウィンの作品で、1968ねんから2001ねんにかけて出版された比較的あたらしいものです。
太古の言葉が魔力を発揮する多島海、架空の世界であるアースシーを舞台としており、そこでの魔法使いの男ゲドの若い時から年老いた時までの流れの物語です。
第1部から第5部まであり、別にゲド戦記外伝という本があります。
日本ではスタジオジブリがアニメ化したことでも話題となりましたが、スタジオジブリがアニメ化したのは第3部の「さいはての島へ」の部分です。"