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【メンバーインタビュー】変化に対応し、進化し続ける-五十嵐 雄太
はじめまして、SEKAISHA CVC担当の百瀬です。
前回、前々回とSEKAISHAが行っている取り組みについてご紹介しました。
今回から数回に渡り「メンバーインタビュー」として、私たち・CVC事業のメンバーに、SEKAISHAに入社した経緯や、実際に入社してみて感じたことインタビューしていきます。
第一弾は、SEKAISHA創業メンバーの五十嵐です。
■入社までの経緯
SEKAISHA入社までのキャリアを教えてください。
新卒でみずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)に入行して、その後、縁あって、コンサルティングファーム、プライベート・エクイティ・ファンドを経験しました。
前職のファンドでは、新会社の取締役・プロジェクトマネージャーとして、投資委員会での承認取り付け・会社設立から事業基盤の構築までフルコミットで取り組みました。
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なぜSEKAISHAに入社しようと思われたのですか?
前職のファンド及び新会社では私が最年少*1だったにも関わらず、経営層として事業に携われるチャレンジングなポジションにアサイン頂けたことはポジティブでした。
一方で、事前に多くの関係者への根回しが必要だったり、根回しをした上でも承認プロセスが煩雑だったりと、事業推進のスピード感をもどかしく思っていました。
当時は(転職年齢)35歳限界説があり、その中で、「あ、自分来年35歳だ」と、となった際に、会社名といったブランドやサポート体制がない中で、自分がどこまで出来るのか、チャレンジしたい、との想いが強くなりました。
そういった状況の中で、佐藤(SEKAISHA創業者・ファウンダー)との話の中で、彼が創りたい教育の在り方だったり、利益追及よりも自分たちが良いと思うものを突き詰めて作っていきたい等、彼の信条や実現したい事が、自分の想いが言語化された感覚でもあり、コミットして取り組みたいと思い、創業メンバーとしてのジョインを決意しました。
*1:ファンドに入社時点
これまでのキャリアを考えると、ちょっと意外な選択にも見えます。
実は、2社目と3社目の転職は知人の紹介に近い感じだったため、ゼロベースでの転職活動はSEKAISHAが初めてでした。
これまではある意味“ご縁”で転職してきたので、特に、こういったキャリアにしたいという思いや感覚は私自身にはなかったですね。もちろん、外的エンプロイアビリティを高められたことは、人も含めですが、環境に恵まれたと思っています。
転職エージェントの方にポジションを紹介頂いた中で、唯一、事業に関する記載がなかったのがSEKAISHA(当時は別名称)で、その時は具体的なサービスも無ければ、やろうとしていることも明確ではなく、概念的・抽象的な問題意識があるだけでした。
そんな状態の会社は普通ないそうで、家族や友人からは心配されました。
でも、私には、その状態がとても魅力的に感じたのです。
■SEKAISHAへジョインしてから
現在のSEKAISHAでの役割について伺わせてください。
SEKAISHA本体での役割という点では、今はCOO的な要素が強いかと思っています。
CFO的な要素に強みを持っている自負はありますが、財務・経理・管理事務等のコーポレート業務に関しては、担当メンバーがしっかり受け持って頂いているので、お任せできています。
私はSEKAISHAのミッション・ビジョン実現のため、足元で取り組んでいる教育事業、CVC事業、その中にある各プロジェクトの指針を示して、実行に向けて社内外の関係者と進捗していくことに注力しています。
上記のように言うとカッコよく見えますが、端的に言えば、何でも屋です。トラブルが起きたら火消しに行ったり、漏れがあればその穴を防ぎに行くといった形です。
これらの事を取り組むのに不可欠なのは人材の登用になりますので、人材採用も私の重要な役割です。一緒に働くメンバーに成り得る方達との接点である採用面接、特に、会社のことを説明する事になる一次面接を私が行っています。
SEKAISHAで働いていてワクワクを感じるのはどういった時でしょうか?
SEKAISHAのミッション・ビジョンを軸に、事業レベル、プロジェクトレベル問わずこれまでいくつもの取り組みを行ってきたこと、これからも行っていくことです。
もともと、教育事業をやると思ってジョインしましたが、気が付けば、仮想通貨(暗号資産)ビジネス、キュレーションメディア、映画製作/制作、グランピング、医療クリニック/美容クリニック、インターナショナルスクール等々、自分が関わることはないだろう、と思っていた分野の事業に取り組んでいます。慶應義塾大学SFC研究所との共同研究といったことも行わせて頂いています。
それぞれの事業単体で捉えると、一見繋がりが無いように見えるのですが、非連続的な「点」の取り組み同士が「線」となって、また新たなビジネスに繋がる瞬間が、一番面白いと感じます。とてもワクワクしますね。
この規模の会社ではあり得ないくらいの数・規模の取り組みを行っていますが、その根源は佐藤の好奇心だと思っています。
佐藤さんはどういった方ですか?
佐藤は実務に携わらないこともあってか、思考のPDCAが、すさまじく早いです。まず、SEKAISHAに入って驚いたのが、佐藤のトライ・アンド・エラーの速さと量でした。
その意思決定の速さに面を食らうこともありましたが、次から次に新しいことにチャレンジできるので、飽きるヒマがありません。
具体的な事例で言えば、以前取り組んでいた教育系メディア(cocoiro)の運営継続の是非を相談をした際にも、「じゃあ今日からやめましょう。」と瞬時に判断、運営をやめることになりました(サイト自体は現存。今はメンテナンスのみを行っている)。
佐藤の思考はとてもシンプルで、“今取り組むべきことにリソースを割く”を、彼自身も体現して行っています。
これは事業やプロジェクトに限りません。2020年11月に、私がSEKAISHA代表になったのも、同じように「じゃあ今から」といった感じでした。
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仕事で忘れられないエピソードはありますか?
現在進行形のプロジェクトですが、SEKAISHAとして(といっても社内で関わっているのは佐藤と私のみ)映画制作にも取り組んでいます。原案として、エンジェル投資をテーマとしていることもあり、経済・金融の専門的な内容を表現する場面もある事から、アドバイザー的に入って欲しい、と関わったのがきっかけで、気が付けば、脚本を書いていました。
「あれ、自分って何屋さんなんだろう?」と、流石にこの時は思いましたね。事業ですらなかったので笑
「The INVESTOR(日本語表記としては「ブラックインベスター」)」というタイトルで、エンジェル投資をテーマにした内容なので、弊社CVCの取り組みに限らず、投資に興味がある方や、起業を考えている方、等々には、是非、見て頂きたいと思ってます。
まだ、公開スケジュール・公開媒体等含め、全く決まっていませんが笑
■今後のビジョンについて
実現したいこと、今後挑戦したいことはありますか?
ミッション・ビジョンの実現です。
世の中の既存の選択肢を押し付けられて悩んでいる・苦しんでいる方に、こんな選択肢・考えもあるんだよ、というのを示していきたいです。
幸せや憧れはまさに百人百様ですし、親世代が考える価値観が、子供たちの幸せや憧れであるとも限りません。むしろ子世代の価値観は、親世代の価値観からはますます遠ざかるものと思っていて間違いないでしょう。感覚的にも理解頂けると思いますが、親世代の憧れであったものがいま、急速にその値打ちを失っていることからも明らかかと存じます。
そういった中で、新たな選択肢となり得るものを提供していくには、私自身が、世の中の変化に対応していく、進化し続けていく必要があると思っています。
もちろん、私一人ができることは限られますので、SEKAISHAメンバーで一緒に取り組んでいきたいですし、社外の方でも賛同頂ける方と協同しながら、実現に向けてチャレンジし続けたいと思っています。
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以上、ご一読いただきありがとうございます。
今後も定期的に情報を発信していく所存ですので、興味をお持ちいただいた方はフォロー宜しくお願いいたします。
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百瀬 瑞季
CVC事業アソシエイト
横浜市立大学在学中は、学内外問わず幅広い活動に取り組み、学内の国際交流団体の再建から、学外では社会貢献活動での企画旗振り役や、教育事業を行う企業での長期インターンに取り組む。
SEKAISHA初の新卒社員としてジョイン。内定者インターンとして、出資先企業のバリューアップに携わり、入社後も新卒CVC担当にアサイン。