ドイツ研修旅行
第3回 池上正さんと行くドイツ研修旅行
ヨーロッパの中でも登録者人数、クラブ数、チーム数が圧倒的に多く、国を挙げて育成に力を注ぐドイツ。
その街クラブからブンデスクラブ(プロクラブ)のU8〜21まで観ることが出来、さらにいくつかのチームの監督たちと話をする時間まで頂けました。
さらに、現地でサッカーライターとして、指導者としてご活躍されている中野吉之伴さんも全ての行程に同行していただき、ドイツの現状について話を聞くことが出来ました。
こんな大変贅沢な旅に、中野さんの息子たち(ドイツ生まれドイツ育ちの日本人)に会わせたくて、自分の息子(小学1年生)も連れて行ってきました。
お二人はこんな方々
全行程の様子は、このブログ《2013年/巳年》をご覧ください。
研修中に自分のブログに更新してました
この研修旅行から感じた日本との違いは、
①子どもたちに対してとても寛容な大人や社会
特に小さな子どもたちに対して優しく見守る大人がすごく多く、一人ひとりの話をしっかり聞いてあげたり、受け答えをきっちりしてあげる事が多く感じた。子どもの幼稚な意見に対しても、バカにする事なくきっちり返答するし、しつこいと「まずは自分で考えてみようね。」と大人な対応。子どもたちがいい意味で子どもっぽさを失わず、自立するためにほとんどの大人が「子どもたちが成長するためにどうしたらいいか?」を考えて行動、発言しているように感じた。日本よりも大人がしっかりと大人の振る舞いをしている。また、大学生ぐらいでもすでに大人の雰囲気を持っている。
印象的な事が、現地の方とディスカッション出来る機会があったときに、最後に必ず「皆さんのこの旅が良いものになりますように。」と締めくくられる。当たり前のことかもしれないが、みんな笑顔でそんな話をしてくれた。
②施設の違い
ブンデスクラブが天然芝7.8面分、人工芝4.5面分、育成クラブのとても大きなクラブハウス。プロクラブ同士でも違うが、各地にある5部や6部のクラブこそ、日本の普通の街クラブとの違いは大きい。5部や6部でもスタンド付きの天然芝グランドがあり、人工芝のグランドを数面持ち、クラブハウスにカフェテラスがある。もっと下のクラブでも間違いなく自分たちの使う芝のグランドがある。
これは国の施策や都道府県、市区町村などの行政の税収とその使い方によるものが大きいので、今すぐどうにか出来ることではないが、日本には沢山の学校があり、学校ごとに大なり小なりグランドと体育館がある。外部のクラブがうまく使えないものかと思う。
ドイツでは税金が高い分、スポーツ施設の他に医療費が高校生ぐらいまでタダだったり、大学生まで学費が安く、入学しやすいなど社会的な違いは大きい。
↑アカデミー選手のためだけの施設
③サッカー⚽️
何より1番の衝撃が6日目に見た1FCKölnU8(日本だと2.3年生)と1つ学年上の街クラブとの試合。
1FCKölnはブンデス1部のクラブなので、日本ではJ下部の小学2.3年生チームにあたるが、相手が1学年上で先制を許して、五分五分な展開。その先制点での相手CBとGKのハグや、相手の攻撃をスライディングで止めた後のGKの選手とのハイタッチ、得点後の喜び方など、持ってる雰囲気は完全にトップチームの物と同じよう。
試合の1シーンがこちら↓
https://youtu.be/KlDqKq22yCA
最後にカウンターから綺麗にゴール決めるのが1FCKölnの2.3年生
もっと見るべきシーンがありましたが、ビデオ回すタイミングにいいものが少なかったので、お仲間の動画が上がったらお借りします😎
日本だと目の前の相手との勝負の繰り返しで、すぐに奪われるので、結局ボールのあるところに集まってお団子状態。っていうのがよく見られるが、上のシーンのように、
奪ったボールをサイドに逃がす
➡チャンスの時にゴールに向かうランニングする選手が必ず出て来る
➡そこへパスが出る
そんな、当然のセオリーのようなゴールが沢山見られた!
まだまだ、沢山の刺激を受けたがとりあえずここまで。また、日本で暮らす中で見えた事があったらUPしたい🎶
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