「なんでサッカーしてるんだろう?」 数年前、病院のベットの上で必死に考えてた。 「俺はなんでサッカーをしてるんだろうか?」 高校2年生の10月に膝の手術をした。 復帰まで1年かかるって言われた。 みんなに「かわいそう」、って言われた。 普通はそう思うだろう。 でも当時の僕は、心の奥でそう思えなかった。 僕は怪我をする前に間違いなく人生のどの底にいたから。 人生の中での1番辛い時期だった。 人生で1番辛い時期サッカー人生の中で1番上手くいってない時期だった。 元々膝が
プロローグ 「はぁ、はぁ、疲れた。。。」 と思ったらなんだか大量に涙が溢れ出てきた。 20歳にもなって、大量の涙が出てきた。止められなかった。 膝に手をついて、泣き叫んだ。 理由は、「敗北」と言う2文字の現実を自分がやっと受け入れたから。 コレまでずっと自分を誤魔化してきた。 「俺は勝てる、最強だ」 でももう、そんな誤魔化しが効かないところまで来て、心が崩壊した。 「どんなに頑張っても奴らには敵わないかもしれない」 「もしかしたら努力したって敵わないものがあるのかもしれ