夢を目指すアスリートへ「諦める」とは。
「なんでサッカーしてるんだろう?」
数年前、病院のベットの上で必死に考えてた。
「俺はなんでサッカーをしてるんだろうか?」
高校2年生の10月に膝の手術をした。
復帰まで1年かかるって言われた。
みんなに「かわいそう」、って言われた。
普通はそう思うだろう。
でも当時の僕は、心の奥でそう思えなかった。
僕は怪我をする前に間違いなく人生のどの底にいたから。
人生の中での1番辛い時期だった。
人生で1番辛い時期
サッカー人生の中で1番上手くいってない時期だった。
元々膝が悪く、痛みはないがずっと違和感があった。
かかりつけの病院はあったが、
異常ないと言われ、
そこまで痛みがなかったから、
上手くいってないのは自分の実力だって思ってサッカーを続けてた。
自分のプレーに言い訳したくなかったから。
でもそんなのでうまくいくわけなくて
期待されてた監督から「もうアウト」って言われ、
ただただ楽しいサッカーだったのが、だんだんと恐怖に変わった。
今まで学校終わるのが待ち遠しかったのに、
いつしか学校が終わるのが怖くなった。
終わってほしくないって思ってた。
でもそんな感情を心の中の深い奥底に隠した。
そんな中、ある日監督から言われた
「お前意外と普通だな」
完全に聞こえた、ポキって音が鳴った。全ての力抜けた。
今までずっと自分のことを強い人間だって勘違いして生きてきたけど、
そんなことなかった。弱かった。
そんな中、大怪我を味わった。
やっぱりおかしすぎるって思って、思い切って病院を変えた。
そしたら先生が「よくこの膝でサッカー続けてたね。普通ならできないよ」っていった。
全身の気持ちが抜けた。ほっとした。
正直にいうと、その時に僕が1番求めてた言葉だった。
涙が出てきたが、それは悲しいんじゃなくて、嬉しかった。
やっと休憩できる。って心の底では思ってた。
神様が強制的に僕をサッカーから引き離してくれたんだ。
好きに理由なんかいる?
その時に病院のベッドの上で真剣に考えた。
「なんで俺はサッカーをやってるんだろう?」
今まで考えたこともなかった。
ただ楽しいからやってるって思ってた。
「好きに理由なんかいる?」って思ってた。
だけど今の自分はサッカーができなくて、心の奥は喜んでる。
その事実から逃げたくなかった。
ずっと考えた。
楽しいだけじゃない。だって、なんなら辛いことが9.9割、
超楽しい瞬間なんて全体の0.1割くらい。
点決めて、試合に勝って、みんなで喜ぶ瞬間。
もちろんその瞬間は何にも変えられない。
でも「自分って本当に楽しいだけでサッカーやってるんだろうか?」
「本当にサッカーをすることで自分は幸せになってるんだろうか?」
3歳の時にサッカーを始めました。
小学生の時には地域選抜(ナショナルトレセン)に入りました。
中学生の時は日本代表にも入りました。
みんなが憧れるようなチーム(Jユース)に入りました。
学校の行事なんか全て投げ出して、
勉強もそこそこに、
友達との遊びの時間なんかほぼなかった。
休みの日なんかなかった。
中学から内職で毎日の練習の振り返りをしたサッカーノートは
気付けば17冊になってた。
人生全てを投げ出したものだった。
それ以外要らなかった。
大好きな女の子が他の男子と付き合っても、
サッカーさえあれば全く気にならなかった。
僕の人生だった。
それくらい好きだからこそ、「好きだからやってる」っていう言葉で片付けたくなかった。
そこから逃げるのは、サッカーからだけじゃなくて、
自分の人生から逃げてる気がした。
だから何度も考えた。時間はかかった。。。
夢を追い求める全ての人へ
前書きが長くなりました。すみません。(笑)
今回は大きな夢を追い求めるアスリートへ、よく聞く「諦める」という言葉に対して、完全に僕の考え100%で話していこうと思います。
別に人にあれこれ言える立場じゃないし、文章が上手いわけでもないし、頭がいいわけでもない人のたった一つの意見なので、
こんな考えもあるんだな〜っていう感じで聞き流してください。
でも、今大きなものに挑戦してて、厳しい状況にいる人には少し耳を傾けて読んでくださると、少しは参考になるのではないかな?って思っています。
諦めるとは?
結論から言います。
「手段は諦めろ!でも大志は絶対に諦めんな!」
しかも大志を諦めないために、時に手段(プライド)は諦めないといけないことがたくさんある!!
つまり、諦めていいものと諦めちゃいけないものがある。ということです。
なんとも中途半端な回答w
この言葉の意味を先ほどの自分の過去に戻って深ぼって行きます。
(すみません、僕がサッカーしてたのでどうしても具体的な話なるとサッカーのことになってしまいます。。。他の競技の方はその競技の話に置き換えて読んでいただけると幸いです)
浮かび上がった1つの仮説
僕は病院のベッドで考えました。
「なんでサッカーしてるんだろう?」
ずっと考えた上で一つだけ仮説が浮かびました。
「もしかしたら身体的な特徴が全くなかったからかな?」
僕は身長は166cmです。
チームで7秒代は僕ともう1人しかいませんでした。
体が小さい、足も遅い、
サッカー選手としての身体測定の5段階評価があれば、僕は1でした。
おまけに生まれつきで膝がよくなかった。。。
(離断性骨軟骨炎という病気でした)
そして、もちろん身体的なハンデにはコンプレックスを持ってました。
だから人と同じ努力をしてもダメだと思ってましたし、
サッカーノートでオタクみたいにサッカーの研究をしてました。
だから自然と
「生まれ持った才能は関係ない。絶対に熱意と努力で彼らを追い越せるし、それを証明したい!」って思ってました。
僕がサッカーしてた理由
つまり僕がサッカーをしてる理由は、
「先天的な才能は関係ない、熱意と努力という後天的なものだけあれば絶対に勝てる!」っていうことをサッカー人生通して証明したかった。
そして、僕みたいに小さくて、足が遅い人でも諦めなければ夢は叶うっていうことを見せてあげたかったんだ、って理解しました。
それがわかった時に、もっと深ぼってみました。
・「それはサッカーをしなければ達成できないのだろうか??」
・それって「才能は関係ない」っていうことを世の中に証明したいことと同義ではないか?
その時に気づきました。
・本当はもっと大きな大志があって、サッカーはそのための手段でしかないのでは?
だから
・手段にこだわることは本末転倒なのではないのか?
・しかも手段を諦めるっていうことは今まで何回もやってきたことではないのか??
大志のために手段を諦めるとは?
例えば、僕は当たり前のようにメッシになりたかった。
けど元プロコーチから「自分がなりたい選手となれる選手は違うよ」ってはきり言われました。
そこで僕がメッシになることにこだわってたら
間違いなく無名高校の10番で終わってました。
でも僕はそんなプライドを通すよりもプロサッカー選手になりたかった。
ポジションなんてどこでもよかった。
上にいけるなら、どこでもやるつもりだった。
この場合の手段(プライド)はメッシにみたいにプレーすること。
大志はサッカー選手になること。
この天秤にかけた時に、サッカー選手になることを望んでたので、メッシになることは諦めました。
出場機会を求めてレベルを落として移籍する選手も
「そのチームで活躍する」っていうことを諦めた。ということです。
別に他のチーム(手段)を使っても、上にいける(大志)なら、そのチームという手段は諦めるべきなので。
これが大志を諦めないために、手段を諦めるということ。
目標に到達するためにプライドを捨てることにも似てます。
病院の中で必死に考えて、
この結論に辿り着きました。
「サッカーは俺にとって手段なのかもしれない。。。だからもしサッカーを辞めても、それは本当の意味での『諦める』っていうことにはならない」
人生で大切なこと
でもね、絶対に諦めちゃいけないものがある。
それは自分の大志。
大志は、自分がこの世に生まれてきた理由。
意味なんかないこの世で、生きる意味を与えてくれるもの。それが大志。
もはや天命とでも言おうか。
それだけは絶対にどんなことがあっても諦めちゃいかん。
それがお前の生きる理由だから。
そして、手段なんか何個でも諦めろ。
諦めた数だけ挑戦した証拠だし、
その手段が違かっただけって気づける。
後退してそうで、
実は1番前に進んでる証拠。
だから何かに突き進んで頑張ってる、あなた
「諦める」って実は超ポジティブで、超前に進んでることで、
全力でぶつかった証拠なんだよ。
何も自分を追い詰める必要はない。
お前くらい目ん玉開いて、
厳しい現実直視して、それでも諦められない大きな夢があって、
全力で自分の運命に立ち向かって行ってるやついないし、
俺はそんな人間が1番かっこいいし、美しいと思う。
そんなやつが大志を叶えられないわけない。
それは俺が俺の人生通して証明するから。
一緒に証明しようや。
だからお前の大志、お前の可能性、それだけは絶対に諦めんな。約束な。
まとめ(僕の大志)
つまりは、僕はサッカーを辞めたけど、自分の大志は全く諦めていません。
とにかく負けず嫌いなのでw
同い年でプロになった奴らよりもお金は稼ぐって決めましたし、
彼らが活躍すると悔しいです。
そして、僕の大志は
僕みたいな凡人でも、圧倒的な熱意と努力があれば、上までいけるっていうことを証明することで、
その先にスポーツは平等な教育の機会!って全力で布教していきます。
勉学は多少親の資金的な助けも必要な教育ですが、
今の時代日本で何かのスポーツができないことは、ほとんどないと思います。
だから僕が将来成功者になって、
成功した理由はなんですか?って聞かれた時に
「青年期に本気でプロサッカー選手を目指して
なれなかったからです。」
っていうことを伝えていきます。
これを読んでる人で、
夢に向かって全力で取り組んでる人、
何かに真剣になって努力してる人
そういう人たちはまず、目の前で取り組んでることをなんで頑張ってるのかって考えてみてください。
「好きだから、それに理由いる?」って一旦は言わないで、、、
ちょっとだけでもいいから考えてみて欲しいです。
人生通して自分がしないといけないことが見つかるかもしれません。
もし面白いなこいつって思った人、ぜひ話しましょうw
あなたの好きな漫画教えてください。
ちなみに僕はワンピース、キングダム、ナルト、ひゃくえむ、チ。、days、アオアシ、、、
あげ出したらキリがないですね笑
ご拝読ありがとうございました。