![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67501478/rectangle_large_type_2_d05a0276200ee4e9c22c05eef3182845.jpg?width=1200)
メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯(世界遺産検定2級・3級・4級)
本日はエジプトです。
世界遺産、メンフィスとその墓地遺跡には、さまざまなピラミッドが構成遺産に含まれています。
まずは、エジプトを代表するピラミッドといえば、ギザのピラミッド。
クフ王(左)、カフラー王(真ん中)、メンカウラー王(右)の3つのピラミッドが並びます。
クフ王のピラミッドは、紀元前2500年頃(第4王朝)の王を埋葬した場所であり、3件の中で最も古く、大きいピラミッドです。有名なスフィンクス像は、真ん中のカフラー王のピラミッドの前にあります。上記3件は真正ピラミッドと呼ばれる四角錐の形をしていることが共通の特徴です。
比較として、第4王朝を開始した王であるスネフェル王(クフ王の父)は、ダハシュールに屈折ピラミッド(写真)と呼ばれる四角錐ではないピラミッドを築いています。併せて、赤いピラミッドと呼ばれるピラミッドも建設されました。
第3王朝の2代目ジェセル王は、サッカラに階段ピラミッドを築きました。
サッカラには、歴代国王のピラミッドが合計9件あります。また、アブ・シールには5件あります。
遺産名にあるメンフィスは、エジプト第1王朝の首都であり重要な都市のひとつです。第19王朝で最盛期を築いたラムセス2世の像も残されています。
エジプトに残された様々なピラミッド、違いを確認しておきましょう。