あなたはどこで死にたいですか?~尊厳死と認知症~
"92才のパリジェンヌ" というフランス映画を観ました。
実際にあったお話を基にされた映画で、
"あるおばあちゃんの死に方"
についての映画です。
僕は現役の介護士をしているので、
もうめちゃくちゃ気持ちがわかりました。
今回はこの記事を読むことで、
人生の終わらせ方
について少しでも考えるきっかけになれば
と思います。
⇒さくっと映画のあらすじだけご紹介すると
・92才のおばあちゃん
・もう老化でトイレも着替えもままらなくなってきた
・歩くのもしんどい
・できることがだんだん無くなっていく
・そんな自分が嫌になっていく
・これから老化はすすむ
・家族に迷惑をかけ、自分の意思がきかなくなる
・病院でチューブに繋がれて死にたくない
・92才の誕生日に、
"私は2か月後に死にます!" と家族に宣言する
・本人と家族が、どうやってその日を迎えていくのか
を描いたお話。
んーもう、、
なんとも胸が締め付けられる思いというか
やっぱり、
当たり前にできていたことができなくなるほど、
自分のことが嫌いになることはなくて
現場でお年寄りを見ていてもそう思います。
⇒おねしょをしてしまうたびに、本当に辛そうで恥ずかしそうな顔をするおばあちゃん
⇒いつもは威張っていても、トイレが間に合わなかったときに助けてもらうしくて、それが悔しくて口をつぐむおじいちゃん
尊厳死
⇒人間が人間としての尊厳を保って死を臨むこと。
・人間としての尊厳とは?
・個人としての尊厳とは?
・正しい死に方とは?
・迷惑をかけない死に方は存在するのか?
これらの答えはきっと永遠に明解はでないだろうし、
人の数だけ答えがあるものだと思います。
じゃあ、
認知症になった人の尊厳は誰が守るのか?
これができるのが介護士または"介護する側"
にできることなのかなと思います。
⇒死にたいように死ぬ
⇒死にたいところで死ぬ
ことは、認知症だと意思決定力に乏しく、記憶もあいまいになるため、難しいです。
だからその分、
ボケても
生きたいように生きるサポートは
することができる
⇒楽しいと
⇒好きなこと
⇒おいしいもの
⇒嬉しいこと
⇒思い出にのこること
⇒充実感
⇒家族との時間
⇒話を聞いてもらう時間
⇒人とかかわる時間
⇒人肌と触れる時間
やっぱり
認知症介護は
どこまでも
"今感じる幸せ"
を提供し続けられる
完全オーダーメイドのサービス
だと思いました。
📽️感情を共有したい方はぜひ動画でも👇
ありがとうございました!!
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