女性と男性が共に活躍できる社会のために by 石田恭加 / 千種高等学校(愛知) #ジェンダー平等を実現しよう

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近年、日本を始め世界の各国でジェンダーという言葉をよく耳にしますね。
私も学校の授業でジェンダーというテーマについて話し合う機会がありました!

今回、せかい部×SDGsで高校生レポーターとしてzoomを用いて実際にさまざまな立場の方の意見を聞いてわかった 女性進出が重要視されている理由 を紹介したいと思います!


[そもそもジェンダーとは?]

「生物学的な性別に対して、社会的意味合いから見た、男女の性区別」
とインターネットや辞書で調べると書いてあると思います。
しかし現在ではその意味も変わってきており、多様な性のあり方ととらえた方が良いと思われます。

[現在の日本の現状]

みなさんはGGIをご存知でしょうか?
GGIとは男女格差指数、ジェンダーギャップ指数というものであり、世界経済フォーラムが発表しているものです。
世界各国での男性と女性の置かれている格差の指数を表しています。
なんと日本はそのGGIの指数がG7の中では一番低い順位となっています

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[日本のGGIが低い理由]

日本は、
「健康、教育の視点では満足いく指数だが、政治参加が低い 」
傾向にあります。

その順位は
153か国中なんと121位!!!

なぜこんなにも低いのでしょうか?

理由としては

•国会議員の男女比が低い•閣僚の男女比•行政府の長の在任年数の男女比に差がある

ことが考えられます。

たしかに、国会議員や行政府で働く人=男性というイメージが日本に広く浸透していますし、実際に男性が多いですよね。
女性がなるとしたらメディアで大々的に「女性初の!!」と取り上げられると思います。
そんなマスコミの取り上げ方1つからも日本での男女の格差が垣間見えますね。

日本のみが先進国の中でも特に男性中心の国であったのか?というと、そうだとは一概に言えません。ジェンダーが進んでいるヨーロッパ諸国も一昔前までは男性中心でした。
(ヨーロッパでは90年代から女性進出が始まったと思われます)

日本では2011、12年から女性活躍が言われ始めたとおもわれます。
たしかに近年になり保育所問題、待機児童の削減がよく話題になっているのが感じられますね。


[日本での国会議員の女性の割合が増えることの利点]

•保育関連の話が多く上がる
子供を育てやすい環境づくりができ、子供の数が増え日本の1番の課題と言える少子高齢化の解決の手立てが期待できる

•違ったリーダーシップの形により、みんなで進めていく政治
また話す話題が変化することによって今までとは違う角度、女性ならではの視点でより良い日本づくりも期待できる

・防災分野での災害対応において男女のニーズの違いを考えた行政が行える
(ex)子供のミルク おむつをどうするのか
女性のトイレ 着替え場所 パーテーションの低さ など

こうした理由からも国会での女性進出の大切さがわかると思います!
女性が参加することで視点がより広くなり、さまざまな人に良い政治が行えます。
それは国民全体のメリットとなるでしょう!

しかし、現状日本では国会議員になりたい!という女性は少ないですよね

[女性国会議員が少ない理由]
・なれるという意識が低い (社会全体の文化・風潮)・ハラスメントの発生・パートナーが手伝ってくれない
などがあげられます

私たち含めこれからの日本を担うものの意識を変えていくことが重要となるでしょう。
先進国では女性が政治分野で活躍している国が多いです。その点、日本は遅れをとっていると言えるでしょう。

[企業の取り組み]

企業においても女性進出は重要視されています。
実際に、女性活躍推進法をもとに「労働の長さ」ではなく「成果」に重みを置くことにより、女性の就職率は上昇したそうです!

[男性から見る女性進出] 

同じように男性が男女平等について訴えることは社会全体に凄く良い効果をもたらします。

「女性が働きやすい=男性においても働きやすい」

こととなり双方にとてもいい利益をもたらします。

男性の理解もとても重要となっていきますね。
男性が女性活躍について考えることが1番重要なのかもしれません!


また、日本では実際にポジティブアクションという活動で女性の社会においての活躍を促進しようとしています。


[ポジティブアクションとは]
男女を今まで通り一緒にしていても女性の立場は向上しない一方です。

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そこで、女性の立場を強制的に高くすることによって女性の意思を保護するのを目的としています。

身近なもので言うと「女性専用車両」をもうけるのもひとつのポジティブアクションです。

普段使用している交通機関にもこのポジティブアクションの考えがあり、とても驚くとともに社会全体でのポジティブアクションの認知度の低さを感じました。
この考えを知っていて用いるのと、知らないのでは大きな違いがあると思います。
使用している女性は絶対に知らなくてはいけないことであるし、男性もまた理解すべきです


[男性の権利の保護]
これまで女性主体の保護ばかりで、男性を保護する活動はないのか!!と思いますよね

男性の保護としましては、
・男性の育児、介護休業を促進させる・保育士等の今まで女性が中心として行われていた職業での男性で働く人の増加
などが主なものになります

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また、男性の保護がもたらす利点としては
・仕事と子育ての両立ができるという希望が叶いやすくなる・出生率が高まる
などがあります

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そのため、男性の家事育児は少子化対策・女性就職においても利点となります

両性の人がともに暮らしやすくなるために互いの権利を保護することが、やがて自分たちにとっても大切になってくるのですね。

しかし現状では、全国にこれらの保護が浸透しているという訳ではなく、
「前例がない!」という理由で、全体の約6から7%の男性しか産休、育休を取れていません。またその長さもとても短いです。
またその長さもとても短いです。

これらはこれからの日本の課題と言えるでしょう

[最後に]

今まではSDGsやジェンダーという言葉はなんとなく自分たちとは少し程遠いような、どこか違う世界のできごとのようなイメージでした。しかし今回#せかい部×SDGs研究PJ高校生レポーターとして活動し、他の高校生レポーターの方々が積極的に学ぶ姿を見て、このままボーッと生きてていいのだろうか、自分たちの暮らしをより良くするためには自分も考えて意見を発信しなければならないと思いました。そしてジェンダーについて知識を得るだけでなく、行動するべきだと感じました。

*今回の要点*

・日本のGGIは先進国の中でも低い!
→政治においての女性活躍が重要

・女性が活躍することは
→少子高齢化の解決の手立てとなる
→よりさまざまな立場の意見を取り入れ今までよりも良い国づくりが図れる
→両性にとって生きやすい環境に!

そのためにも男性の育児、介護休業が大切になってくる!


千種高等学校(愛知) 石田 恭加
#せかい部 ×SDGs探究PJ高校生レポーター(ジェンダー平等を実現しよう)



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