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「子どもとのかかわり方が分からない!」を乗り越える、5つの質問

第一子が誕生したとき。右も左もわからず、おむつの変え方すら不安があり、抱っこの仕方も、あやし方もなにもかも分からない。自信もない。

お子さんが大きくなっても、日中は保育園や幼稚園で子どもと関わることは少ない。休日、長時間ともに過ごすとき、いつもどんな表情をしてよいか。どんな声をかけてよいのか。叱るも褒めるもどうしてよいか・・・

鍵は、「あなた」にあります。あなたとは、どんな存在でしょう?なぜお子さんの前では変わってしまうのでしょうか。「あなたがあなたでいられる」ための5つの質問を用意しました。

どんなときに関わり方で悩むかを具体的にしてみよう

「どう関わっていいか分からない」
これは、親一年目や保育者一年目で誰しもが通る道です。
なぜここで戸惑うのかを考えると、

できるだけいい親・いい保育者になろうとするから

というのが大きな理由ではないでしょうか。できるだけ間違えず、できるだけ傷つけず、できるだけ短距離で良い方へ向かえるように・・・みたいに無意識で思っている、かもしれません(僕はそうでした)もちろん、いい親やいい保育者を目指すのは自然ですし、今でも目指しています。ただ、何をもって「いい」なのかは、昔よりずっと考えるようになりました。

さて。まずは「かかわり方が分からない」という部分をより具体的にしてみましょう。どんなシーンで「分からない」と感じているでしょうか。

質問①
「子どもとのかかわり方が分からない」と感じる理由を、できるだけ具体的に、書けるだけ書き尽くしてみましょう。どんなときに感じるでしょうか?気持ちで表現すると、どんな気持ちでしょうか?

あなたは、誰でしょうか?

「どうかかわっていいか分からない」という時、自分の中で、自分という存在があやふやになっている場合があります。「わたしが、どうしたいのか?」ということより、「わたしは、どうしたらいいのか?」「この子にとって何がいいのか?」「親として、どうすることがよいのか?」「社会的にどうなのか?」などが頭に浮かびます。

つまり、周りからの影響に左右されやすい状態かもしれません。

そこで、「あなたとは誰か?」をみることで、主語・主体を「あなた」に移行します。あなたの人生の舵は、あなたにしか取ることができないからです。さて、あなたとはどんな存在でしょうか?

質問②
あなたは、誰でしょう?どんな人でしょう?
ひとつひとつ書き出してみてください。
・お名前
・生年月日、性別、出身地
・持っている役割 <例>親、教師、妻、主婦、カウンセラー 等
・現在の職業、収入、労働時間、労働条件
・持っている資産
・好きなこと、得意なこと
・嫌いなこと、苦手なこと
・性格
・好きな人の特徴
・苦手な人の特徴
・将来の夢、目標
質問③
さらに深めていきます。
イメージのなかで、あなたが人生の最後を迎える瞬間を見ていきましょう。人生のスクロールバーを最後の最後まで移動してみてください。

今、あなたのお葬式が行われようとしています。ここで、あなたの家族、友人、仕事仲間、コミュニティ仲間がそれぞれスピーチをしてくれます。内容は、「あなたはどんな人間だったか」です。

さて。家族、友人、仕事仲間、コミュニティ仲間はあなたのことを、「どんな人間だった」と話しているでしょうか?
※著書『7つの習慣』より一部引用

「親」という役割と、「あなた」という人

一人目のお子さんが産まれた瞬間、あなたには『親』という役割が与えられる、かのように思いますよね。たしかにこれは事実です。ただ、ここではもう少しレンズを引いて考えてみましょう。

あなたは確かに「親」という役割を得ましたが、それ以前にあなたは「あなた」です。お子さんがいようがいまいが、あなたの名前は変わることはないし、あなたという存在は間違いなくこの世に存在するひとつの命だということに変わりはないのです。

親と子。これは形があるようで実はない、ただの『役割』かもしれません。現実的にはこの役割に多くのことを左右されてしまうのですが、ここでは一旦役割を手放して、「あなた」と「この子」という一人の人同士として捉えてみてください。

質問④
あなたがお子さんと関わる時、『親』という役割を手放し、ひとりの人である『あなた』としてお子さんと関わるとしましょう。あるいは、あなたとあなたのお子さんとが、背丈は違えど同年齢だったことをイメージしてみてください。

その時、お子さんへの関わり方や言動に何か変化はあるでしょうか?

あなたは、どうしたいのか?

ここではじめて、「あなたはどうしたいのか?」をみていきます。

『親』という役割や、外部からの刺激に影響を受けない状態の、ただひとりの「あなた」という存在として考えてみてください。お子さんに対しても、「子ども」という扱いではなく、同じ人として捉えてみるとよいかもしれません。

あなたは、何を大切に生きている人でしょう。
どんな人間関係を大切に生きているでしょう。
あなたは、どんな信念を持って生きているでしょう。

そんなあなただから、お子さんとどう関わりたいですか?

質問⑤
この世界で唯一無二である「あなた」だからこそできる、あなただけのお子さんとの向き合い方とは、どんなものでしょうか。

・どんな目を向けますか?
・どんな想いで向き合いますか?
・何を大切に関わりますか?
・どんな人生を送って欲しいと願いますか?
・たったひとつだけ伝えられることがあるとしたら、なにを伝えますか?


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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。

・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。

そんな願いを込めて、ちょっと変わった保育を実践しています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、平日毎日開催を目指し園児募集中です。
未来を生き抜ける力をはぐくむ子育てがしたい。幼少期に人生最高の想い出をつくりたいという方は、お気軽にお声かけください。家族で保育を体験できる「休日さんぽ」というイベントも毎月開催しています!

森のようちえん『さんさんぽ』
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自分の内側から”答え”を導くセッション ライフ・デザイン・メソッド
ファシリテーターもしています。
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