「うちの子、すぐに熱出すんだよね…」子どもの体調不良に翻弄されないための3つの秘訣 ③あなたにできること
いよいよ「不調」シリーズ完結編。
これまで「身体的な側面」と「精神的な側面」を考えていただきました。これまで知らなかったことを調べるきっかけになったりしたでしょうか。不調には必ず何らかの理由があるということに気がつけたかもしれません。
では。お子さんが体調不良のときでも、あなたが過度に落ち込んだり悲しんだり疲れたりしなくてよくなるために、何ができるでしょうか。お子さんの不調に翻弄されず、あなたらしく過ごすためには何ができるでしょうか。
本日は「あなたにできること」というテーマのもと、心持ちや行動について考えて頂きます。
前回はこちら
熱が出ることで、得られることがあるとすれば?
お子さんが熱が出ると、何か良いことはあるでしょうか。
あなた自身が熱が出ると、何か良いことはあるでしょうか。
僕は器の小さい人間ですので、自分が熱が出ると「あ、今は休んだ方がいいんだな~」とうれしい気持ちが湧き上がり、職場には申し訳なさを感じつつ電話を入れています(笑)僕の幼少期だと、持病でしょっちゅう熱を出していたので、「やったーー今日も学校休める!」と喜び、家での母の裁縫仕事をじーっと見るのが大好きでした。ははは。
熱が出ることには、メリットもあります。仕事は進まなくなるけれど。
その時間を使って何かできることがあるかもしれないし、何より自分自身の身体も休められたりします。また、お子さんの身体も発熱を乗り越え成長しているかもしれません。
さて、あなたはどうでしょうか。
もしかしたら、プラスなことなど考えられず、罪悪感に苛まれるかもしれません。ですがここでは、あえてプラスに見ることで「不調で失ったと思ったけど、実はこんなに素敵なものを持っていた」なんてことに気がついたり、捉え方が変わるかもしれません。
質問①
お子さんやあなた自身が体調を崩すことで得られること、よかったと思えること、気づいたことを、小さなこと1つでもいいので書いてみましょう。
そして、次に不調が訪れたとき、その「よかったこと」や「得られたこと」を存分に味わい、感謝してみましょう。
あなたにとって、健康とは?
「健康」といっても、捉え方は千差万別です。
人は常に「健康でありたい」と願うものですが、100%身体も心も健康!という人は珍しいのではないでしょうか。だいたいは、身体の調子の一部に悩みを抱えていたり、心のどこかにストレスを抱えているものでしょう。
もし100%の健康が難しいとしたら、最低限これだけはクリアしていたい!という基準はあるでしょうか?例えば、「生活習慣病は避けたい」「風邪をひきにくい身体をつくりたい」「精神的にはいつもクリアでいたい」などあるでしょうか。
質問②
あなたにとって、健康とはなんでしょう?
あなたにとって、家族の健康とはなんでしょう?
最低限、「こんな状態を目指したい」というところはあるでしょうか。もしあるとすれば、あなたとあなたのご家族がそこにたどり着くためには、具体的にどうすればよいでしょうか。
・食生活は? ・運動は? ・人間関係は? ・持ち物は?
それぞれ書き出してみてください。
あなたにとって、仕事とは何でしょう?
お子さんの不調で必ず影響してくるのが、仕事です。育児も仕事も大事にしたい。たくさんの方がそう思われていることでしょう。
保育士目線でお話すると、お子さんが明らかに調子が悪そうでも、ご両親ともにお仕事が忙しく、できるなら預けたい。そんな方が本当にたくさんいらっしゃいます。
お子さんの気持ち。ご両親の気持ち。どちらも分かるのです。
分かるのですが、こればっかりはどちらかを選ばなければいけないのです。病児保育などにお子さんを預けてでも仕事をしたいのか、
それとも仕事よりもお子さんを優先し、その分元気なときに頑張るのか。
というところで、この質問です。
質問③
あなたにとって、仕事とは何でしょう?
どうして今のお仕事を選ばれたのでしょうか。
その仕事を通じて、あなたはどんな人生を生きたいですか?
質問④
家族と仕事のバランスとして、どんな感じが理想的でしょうか。お子さんの年齢ごとに仕事と育児とで100%を割り振って考えてみましょう。
また、その理想の状態を実現するために、いまのあなたにできそうなことはあるでしょうか。どんな小さなことでもいいので、それぞれできるだけ具体的に書き出してみましょう。
<例>
0~1歳 仕事 30% 育児 70%
子どもとの時間のために率先して休む。微熱でも休む。
散歩をしたり、料理も一緒にやってみる。ただし最大5連休まで。
2~3歳 仕事 50% 育児 50%
パートナーと協力する。どちらかはいつでも休めるように、働き方について両職場に相談する。または転職も考える。最大3連休まで。
4~7歳 仕事 70% 育児 30%
ビジネスの夢の実現のため、パートナーに優先的に子どもを任せる。どうしようもなさそうなときは、病児保育や実家の両親の協力を仰げるようあらかじめ相談しておく。
※ただし、39度を超える熱の場合や、命に関わりそうだと感じた場合、子どもが精神的に不安定な場合は、どんな状況でも子どもを優先し仕事を休む
※出世に関わる仕事や一大事業の際は、パートナーに協力してもらう
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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。
・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。
そんな願いを込めて、ちょっと変わった保育を実践しています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、平日毎日開催を目指し園児募集中です。
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森のようちえん『さんさんぽ』
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