我が子が挨拶をしなくて困っている。どうしたらいい?
「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「ごちそうさま」
挨拶にもいろんな種類がありますが、挨拶をめぐってのモヤモヤについて、ワークを通じていろいろな視点からみていきましょう。
ちょっと大変なワークですが、終わる頃には、以降ほとんど挨拶についてモヤモヤしなくてよくなるように設計しましたので、お楽しみに!
我が子が挨拶をしない!
誰かとすれ違ったとき。
誰かに何かを頂いたとき。
だれかに何かしてもらったとき。
「挨拶をしてもらいたい」と願う方。「挨拶は無理にする必要ないよ」と思われる方。「挨拶できるように伝えていこう」という方。様々だと思います。そこであふれているあなたの感情を、より明確にしてみましょう。
ワーク①
お子さんが挨拶をしないことで、あなたの気持ちはどのように動くでしょうか。また、そのように動く理由は、あなたがどんなことを大切にしているからだと思われますか?
お子さんとあなたの感じ方の違いを知ろう
大人の視点と子どもの視点、考え方、捉え方は、当然違います。
大人側から考えてみると、
「しつけ」として伝えたい人もいれば、お子さんが自分の内側から挨拶が出るのを待つ方もいるでしょう。どうでもいいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
子ども側から考えてみると、
大人が「必要だ」と感じていることでも、子どもにとっては「必要とは思わない」こともあるし、「必要かどうかわからない」かもしれません。「必要だけどめんどくさくてしない」かもしれません。
さて。
あなたのお子さんはそのことについてどう感じているのでしょうか。
シンプルですがとても重要な問いです。
ワーク②
・お子さんは、そのシチュエーションでの挨拶についてどう感じていると思われますか?また、挨拶について”あなたに言われる事”についてどう感じているでしょうか?思いつく限り書いてみてください。
~ポイント~
お子さんの立場で考える場合、1つの答えを見つけようとせず、「もしかして・・・」「○○かも?」と、できるだけたくさん想定しましょう。間違っていてもOKなのです、数が大切です!
ワーク③
あなたの幼少期を思いだしてみましょう。同じ出来事で、あなたは挨拶をしていましたか?していませんでしたか?どうしてそうだったのでしょうか。
「お子さんは、あなたの鏡」という考え方
これを書くと「そんなこと知ってるよ!」とか「なにを偉そうに」とか、思いますよね。僕だったらそう思うと思います(笑)
ところが。保育をしていて、子どもたちが自分の姿を映し出してくれる鏡だなと感じさせられる出来事がこれまでに何度もありました。そしてその度に自分を振り返ることになり、今でも日々反省です。
「お子さんはあなたの鏡」。これがすべてではありませんが、仮にお子さんが、あなたから何らかの影響を受けているとすれば、どんなことがあるだろうか?これを考えることはいつでもできて、そうすることで少なからず現実は変わっていくと思います。
ワーク④
いまのあなたは、人に挨拶をするのが好きですか?苦手ですか?本音では、挨拶を『したい』ですか?『したほうがいい』と感じますか?『できればしたくないけど仕方なく』でしょうか? どんな感じでしょう。
ワーク⑤
あなたのご両親は昔、挨拶についてどう思われていましたか?
また、あなたのご両親が挨拶しているのを目にする機会は多かったですか、少なかったですか。
どうすれば、挨拶するようになる??
では!「あなたが、お子さんに挨拶してほしい」と願ったとして、どうすればお子さんは挨拶をするようになるのでしょうか。そのヒントは、過去のあなた自身にあるかもしれません。
ワーク⑥
あなたの幼少期、あなたが「挨拶しよう」と自ら思ったのはいつ頃でしょうか。なぜ、自ら挨拶する必要性を感じたのでしょう。
または、「気がついたら挨拶するようになっていた」頃を思い出せますか。その頃のあなたは、なぜ挨拶をしていたのでしょう。
思い出せるようであれば思いだしてみてください。
改めて、「挨拶」をどう感じるでしょう
こんなに「挨拶」について考えられたことは、いままでないのではないでしょうか。すごい、ここまで勧められた方に拍手をおくります!
さて。あなたにとっての「挨拶」の感覚に変化はあったでしょうか。変化していることが良いというわけではありません。自分自身を振り返ることに意味があります。
ワーク⑦
あなたにとっての「挨拶」の感覚に、なにか変化はありましたか?もしあったとすれば、どうして変化したのでしょう。または、どうして変化しなかったのでしょう。意味も考えてみてください。
お疲れ様でした!!
これで挨拶のワークは終了です!大変だったことでしょう。
大変だった分、これ以降の人生で「挨拶」について考えることが減ると思います。これが、あなたの内側に生まれた軸であり、あなたにとっての”答え”です。
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執筆者は、森のようちえん『さんさんぽ』を主催している
保育士さんたこと、ひがしなおやです。
・自分のことが大好きな子に。
・ありのままのその子に。
・自分事で考え、自分で決め、自分で動く子に。
そんな願いを込めて、保育にあたっています。
『さんさんぽ』は横浜市近郊にて、平日毎日開催を目指し園児募集中です。
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