じっとしていられない。
時折ゆっくり本を読みたいと思う時があるんだけれど、それでもいざ本を読んでみるとなんだかむず痒くなって、本を読むのをやめてしまう。もっと他にやることがある気がして気が気でなくなってしまう。
本だけじゃなくていつだってそんなことを思う。
食器を洗っているとき、洗濯物を干しているとき、電車で移動しているとき、家で1人でご飯を食べているとき。
なんだか自分は非効率に生きているような気がしてしまう。
現代社会は情報に溢れていて、必要以上に様々なものに見て聞いて触れることができる。情報がありすぎてそれを受け取ることが難しくなっている。それだけ世の中は飽和状態で、人々は疲弊しているような気がする。
だから、一度に一つのことをしていたらもったいないような気がしてしまう。一度に複数のことが結果として現れるように考えてしまう。
僕は洗濯物をただ干すだけになんの意味も見出せず、動画を見ながら洗濯物を干したり、音楽を聴きながら食器を洗ったり、スマホでニュースを見ながら電車で移動する。
効率が悪いとなんだかむず痒くて何か一緒にやらないと気が済まない。
まるで何かの病気のようにそんなことを考えてしまうのだ。
僕は生き急いでいるのかもしれない。誰かに遅れを取られないようにと焦っているかもしれない。結局のところ、僕の後ろを追ってくる人はいないし、自分は自分だけの人生を生きているのだから関係のないことなのだ。
そうだ、自分だけのことに集中するんだ。焦っていたってしょうがない。いきたいように生きようよ。
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