【読書記録】信用2.0 自分と世界を変える「最重要資産」
こちらの本を読みました
堀江さんの本は何かしらのエネルギーを感じ、読み終えた時には今すぐ何かに取り掛かろうという原動力をいただく作品が多い。
この本も自分がこれからの目標や人生の目的と、その行動の仕方について考え方を改める一冊になっていると思う。
▼特に印象的だった部分のメモ
「信用」をアップデートできないまま、古い成功体験にとらわれている人からは、お金・人・モノなど、あらゆる資産が離れていく
いい大学を出て、いい会社に勤めている、という人は一見信用できる人のように思えるが、学歴がその人の能力を示しているわけではない。信用はその人の人となりや実績、これまでしてきた成功体験に紐づいている。
そして、その信用の考え方が少しずつ変わっていると本書では書かれている。目に見えた実績ではなく、その人の目に見えない背景が人を信用するための資産となる。
信用している人には多くの支援が集まる。
労働力かもしれないし、お金かもしれないし、情報かもしれない。お金を持っていることよりも信用を持っていることの方が、自分が何かを起こすときに一番頼りにできる資産である。
お金を増やしても幸せになれるとは限らない。トラブルを生んだり、かえって不幸になることもある。しかし、信用は集めれば集めるほと、思い通りになるし人生が狂うことがない。
このように信用の考え方が変わってきていることは、社会的に多少感じて入るが、それでもそれなりの学歴を持っている人が賞賛されたり、敬意を持たれる、格付けされるというのは残っているように思う。一般的に日本が学歴社会であることはこのことからもわかる。
〇〇大学出ているからさすがだね!という会話がそのいい例だと考える。
信用を得るためにはどうしたらいいか?
では実際に信用を蓄積していくためにはどんな行動を取ることが良いのか?
この考えには理解はできるものの共感はできなかった。
慎重に仕事に取り組む人も、同類の仕事では信用されると思うし、大胆なことができる人も大胆なことをしたい時には信用されると思うからだ。
これも信用というよりは、期待が高まると言った方がいいように思う。チャレンジングな課題に対して誰かを指名したい時、誰もやりたがらないことを率先してできる人がいればその人に期待が高まると思う。
この考え方はとても納得できる。どちらとも言えない意見を言う人は、どんな時の頼りにされないし、好かれにくい。信用されないと思う。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。と言える人の方が信用される人間になれると思う。
自分がやらなきゃ信用されないわけではない。大切なのはやることがしっかりと達成されるために行動することだと思う。自分でできることは能力を信用してもらえるが、それで自分の時間を潰すことは信用の蓄積効率として勿体無いということだろう。
時と場合によると思うが、できないことをはっきりとできないという、嫌ならどうするか考える。気持ちを保つためにも大切なことだと思った。誰かと話してやっぱりやってみたいとなることもあると思う。楽しいことで満たした方が時間価値が高い。
ジェネラリストはスペシャリストに勝てない、という考えをどこかで聞いたことがある。ただひたすらに一つのことをやり遂げた人のことはその成功実績を人は評価する。好きなことは誰に何と言われようとひたすらに続けてみる。
信用の落とし穴
大きな会社に所属することになったとしても、個人の信用資産をいかに増やしていくか、という意識が欠かせない。
小さくてもいいから成功体験を積むことを常に意識する。
確かに、会社内で信用資産を貯めても、会社内での資産になりかねないと思うが、その実績は他社で示す実績になると思った。会社での信用全てが社外で使えないとは限らないと思う。個人の個人の信用資産にもなり得るのではないだろうか。
「信用富豪」が持つマインド
自分が苦手な部分だと思う。人の実績に対して自分が劣っていたり、自分の力不足を感じている時はその人の話を間に受けてしまいがちだと思う。時に空気を読むことも大切だが、そこで「言っていること」を正しいのか間違っているのか判断することは信用にもつながると思う。
振り返り
本書を通しての振り返りになるが、ラベルにとらわれない。ということだと思う。これまで常識とされてきた学歴やお金だけで人を判断するのではなく、何をしてきたのか、どんな思いを持っているのか、どんな考えを持っているのか、その人の中身を重視して人を信用すること。
そして、自分の信用資産を増やすために、小さなことでも行動し、時にバカになって大胆に取り組むことだ。