2020年6月の記事一覧
介護の終わりに(13)
私は、義母につらくあたっていた。義母は、そのような対応をされたことがなかったのだろう。どうしていいのか、わからなかっただろう。
ごめんなさい、といいたいけど、いえない。
「ミステリという勿れ」(田村由美)を読んだ。
https://honto.jp/ebook/pd_28896090.html
一巻で主人公の久能くんが、後悔について語っていた。それを読んで、私は自分は後悔したい人なんだなと実感
介護の終わりに(12)
義母とは、仲良くできなかった。
父との関係もあったし、職業(医療関係者)を鼻にかけていた。だからだろうか。何事よらず物事をうまくできない人を嘲ることを身に着けてしまっていた。
義母はそういう私の被害にあっていた。
そんな人と、たとえ認知症だったにしても、仲良くできそうにはないだろう。だれだって。認知症だから、言葉でのやり取りが難しいときが多いからこそ、できないだろう。そういうことだ。
義母
介護の終わりに(11)
義母は、出会った時からサバイバーだった。彼女は、3回の脳梗塞の発作を体験していた。
その介護をしていた私の夫は、介護を受けるための手続きを知っていたが、再現して私に伝えるには、疲労し切っていた。
義母は初めて出会ったとき、70歳代後半。戦争も体験したし、結婚も離婚も妊娠も出産も…。あらゆる体験を経た、サバイバーだった。
そして彼女は、最後の体験の最中だった。でもその体験を私に伝えることはできな