衆議院選挙と国民民主党と切り抜き動画
10月27日に投開票された「衆議院選挙」で躍進した国民民主党について考えます。
2024衆議院の結果
今回の衆議院選では、与党(自民党・公明党)が215議席を獲得し、過半数の233獲得とはなりませんでした。
一方で、野党第一党の立憲民主党は、選挙前の98議席から大幅に増やし、148議席を獲得しました。
今回の選挙で最も衝撃だったのが、国民民主党です。
選挙前の7議席から28議席へ4倍増となる躍進ぶり。
2021年衆院選時の259万票から今回は617万票と2.4倍増の比例を獲得したのにも驚きました。
2021年の選挙では、比例代表で5議席しか獲得できなかった国民民主党。
今回は、17議席を獲得し、全国11ブロックすべてで議席を獲得しました。
なぜ国民民主党は躍進したのか?
私は、YouTubeの世界から国民民主党を見ていました。
石破総理が10月9日に衆議院を解散してから、大きく政局は動き出しました。
衆議院の解散、同日に行われた各党との「党首討論」も国民の注目を浴びました。
その党首討論の前日に行われたのが、YouTube上で100万再生を超える人気となった石丸信二さんと玉木代表の対談です。
この対談は、国民民主党の勢いに火をつけるもの凄いインパクトだったと思います。
この対談も少なからず影響し、翌日の玉木代表と石破総理による党首討論もかなりの動画再生数となっています。
このように選挙戦のスタートダッシュに成功して、国民民主党は飛躍的に知名度を上げたことがよかったのでしょう。
また、国民民主党の公式YouTubeアカウントで、選挙期間中に有権者とコミュニケーションを図る選対会議なるものを行っていました。
有権者とコミュニケーションを図りながら選挙戦略を考えるという、とても斬新な企画でした。
そして、夜な夜なスキマ時間に行っていた「たまきチャンネル」のライブ配信。
特に選挙戦終盤では、同時接続が2万人を超える人気ライブ配信になっていました。
以上のように、YouTubeの世界では、選挙を通じて飛躍的に知名度をアップされていました。
グーグルトレンドでも、黄色線の国民民主党が飛躍的に注目されているのが、分かると思います。
運営チャンネルについて
私の切り抜きチャンネルでは、選挙選期間中は、切り抜きOKの国民民主党を中心に動画を切り抜いていました。
ちなみに公式の国民民主党があげている動画はすべて著作権フリーになっています。
個人的な印象としても、選挙戦が始まる前と後では、玉木代表や榛葉幹事長の動画人気は段違いになったと思っています。
玉木代表の「切り抜きしてね」の呼び声に応えて、動画作成をしてほんの少しだけ貢献できたかなと思っています。
今回の選挙は、自民党の自滅した側面もあってか、国民民主党にとって運がよかったと思っています。
試金石は、来年7月の参議院だと思っています。
今回のような追い風は、おそらく吹かないと思っているので、どのくらいの得票を得られるのか。
そのためにも、今回の選挙でキャスティングボートを握った国民民主党が、どのような動きを見せるのかにかかっています。
ぜひ有権者の期待に応えて、選挙戦で訴えていた「手取りを増やす経済政策」を実現してほしいものです。
今後も国民民主党の動きに注目していきたいと思います。