友情と恋の話
先日、友人Aと「遊び」という名の小さな傷心旅行を決行した。(とはいえ、市内をドライブするだけ)
恋に破れたのは自分ではなく友人Aであり、最近、付き合っていた彼女に振られてしまったらしい。原因は彼女の幼稚な態度やプライドの高さ、言うことを聞いてくれないetc…挙げると霧がないが、一緒に過ごしていくうちに彼は精神的に負担に感じてしまい結果的に別れることになった。
もちろん、元カノさんだけが、悪いわけでもなく友人にも非や間違いがあったのかもしれないから一方的に私も元カノさんを責めるわけにもいかない。
だからこそ、こういう時、自分は友人になんて言葉を投げかけるべきなのだろう・どう一緒に今日を過ごせばいいのだろうと思った。Aは真剣に将来結婚までも視野に入れて付き合っていたので、別れてからも相当悩んでいたみたいだ。
だけど、私は付き合いが10年近い長い友人だったということもあって、難しく考えるのはやめた。表面的な励ましではなく、真っ向から友人を励まし、柄でもないが恋愛持論を語った。自分の過去の恋愛経験や失恋話を事細かに話すことは滅多にないので、複雑な気持ちで友人を励ました。真っ向から励ましたことで友人も徐々に立ち直り、私に対して友情と尊敬の眼差しで感謝の言葉を告げてくれた。それはとても嬉しく、包み隠さず自分の恋愛経験を赤裸々に話した甲斐があったと思った。
・失恋したことで得た経験
・人生何があるか分からないから面白い
私たちはこの日、この二つを胸に友情と尊敬が更に深まったと思う。
恋愛経験は当然人それぞれだし、十人十色のストーリーがそこにある。それは恋愛に限らず人生も同じであり、いつの間にか人生がテーマのトークになっていき夜中までドライブは続いた。
友人を励ますと同時に自分も励まされた気分だった。人と人との繋がりが限定・制限されている昨今ではあるが、やはり面と向かって話すことは決して無駄ではないのだ。