仕事が速い人は「これ」しかやらない(石川和男)感想&アウトプット
○感想
5つもの仕事を掛け持ちしながら、本書を執筆することから、かなりの生産性があることが分かる。
しかし、初めからそうだったわけではなく、生産性に関する書籍を100冊以上読み、実践して高い生産性を手に入れたのだと言う。
そして、自分が行った中で効果的だと感じたものを、分かりやすく体系化したものが本書である。
もし、自分が著者と同じように100冊読むとしたらどれだけの時間がかかるであろうか。そう考えると、知識を与えてくれるだけではない。学ぶ時短効果もあるのではないか。
ここでは,第1章で紹介された7つの法則を高速で紹介したい。
〇アウトプット
【1】期限を決める
人は与えられた時間をすべて使おうとする。終わりが決まっていると、それに合わせて行動する。
「保育所のお迎えに行くママさんの仕事が一番早い」という話が納得。
【2】5秒ルール
人は5秒すると、できない言い訳を考え始める。合言葉は「3.2.1ゴー!」
【3】行動しないと本当の課題は見えてこない
まずはやってみる。ただし仮説を立ててから!
仮説→行動→フィードバックのサイクルを回転させよう。
【4】アイスピック仕事術で細分化
仕事には、「好楽円(こうらくえん)の仕事」と、「きらい、大変、面倒な仕事」の2つがある。
集中力の高い午前中には、「きらい、大変、面倒な仕事」から手をつけよう。
ただし、細分化しよう。
例
×授業参観の準備
〇授業参観の授業の掲示物の作成
授業参観の板書のイメージ
授業参観の進め方のイメージ
授業参観のワークシートの用意
こんな風に細かく砕くと負担が減る。
【5】他人の時間を上手に使う
1日は24時間。一人でできることには限りがある。任せられる仕事、自分じゃなくてもよい仕事は他人に任せよう。(ただし、Win-Winかはよく考える。)
【6】仕事は時給で考える
費用対効果を考えて仕事をしよう。
例
2時間かけて、いったスーパーで100円のたまごを買う。
家から5分の近くのスーパーで300円のたまごを買う。
どちらが効果的か考えて仕事をする。
【7】やらないことを決める
・転職した人の意見を聞く。
・新入社員の話を否定しないで聞く。
・外部の知見を照らし合わせる。
自分では気付かない課題に気付けるかも。たくさんの角度から物事を見ると、時短テクニックが見付かります。
いかがでしたか?すべてとは言わなくても、自分にも今日から生かせそうな時短テクニックがあったのではないでしょうか。
この他にも、具体的なタスク管理術、コミュニケーション術などについても書かれてあります。
仕事を速くしたい方や時短術に興味がある方はぜひ読んでみてください。