メタゲート「元巨人軍高橋尚成さんの公演を聞いて」
〇感想
元巨人軍で活躍した高橋尚成さんの公演をオンラインで聴いた。
テーマは「ピッチングのコツ」だ。
印象に残っている話が2つある。
①コントロールをよくするためにしていたこと
5mほどの距離に置いたゴミ箱に、ゴミをいろいろなフォームで入れて遊んでいたそうだ。慣れてきたらだんだんと距離を離すと言う。
簡単→難しいという流れを大切にしているのがとてもためになった。
自分自身、コントロールに苦しんだ時期に、カベに的を作り、3m→5m→7m・・・と距離伸ばしたことがある。
できたら離れ、外したら戻ることをくりかえした経験もあり、非常に共感できた。
②チェンジアップの投げ方の話
尚成さんは言った。
「初めに言わせてください。これは、ぼくがこの投げ方でよかった。というだけで、あくまでもヒントにしてください。これが正解じゃないんで。自分で研究すること、子どもたちが必ず研究することがすごく重要。」
「ぼくの体でもない。肩、肘、体幹の強さ、体の柔らかさ、指の長さもすべてが違う。」
「たまたまこの投げ方で、ぼくはよかったというだけです。」
自分で考えることの大切さを語っていた。プロ野球の世界で10年以上活躍する選手たちは、やはり生まれ持った才能だけではなく、自分の頭で考えて自分の技術を磨き続けているんだ。
〇アウトプット
【コントロールをよくする】
・軸足にしっかりのる。
→のった状態で間をとってから投げ始める。
・かかと重心を意識するとヒップファーストになりやすい。
・上半身はほぼ何も意識していない。(脱力)
・ボールは落ちないぐらいで軽く握る。
・100%ではなく、7~80%で投げる。
・野球ボール以外を触って遊ぶ。(指先の感覚を養う)
・いろいろなスポーツに触れ合う。
【チェンジアップを投げる】
・グラブの中ではストレートの投げ方でグラブから出す瞬間に握り替えていた。
→球種を悟らせないため。
・調子がいいときと悪いときで、投げ方を少し変えていた。
・高校時代にチェンジアップは生まれた。
→フォークは指が短く、投げられなかったため。
・監督に教えてもらった握りを自分でアレンジして生まれた。
・野球選手で研究しない、考えない人は長く生き残れない。10年以上活躍する選手は間違いなく考えている。
・情報がたくさんあるが、鵜呑みにせず自分の体にあった方法を見付けることが大切。情報はあくまでヒント。
【まとめ】
非常にわかりやすく、ためになる内容だった。メタゲートという会社では、野球に関する有益な情報を多数発信してくれている。
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