整体院や整骨院の「修行、丁稚奉公」って何？今もあるの？

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こんにちは。整体師たくちゃんです。
記事をご覧頂き、ありがとうございます！

「修行、丁稚奉公、徒弟制度」と、様々な呼び方はありますが、こういった制度がある事を、皆様はご存じでしょうか？

現代ではこういった制度は減っている…無くなりつつある…状態ですが、それでも地域によっては、こういった制度が残っている所もあるかもしれません。

僕は整体院、整骨院でこの「修行」の制度を過去に体験した事がありますが、今になって思い返すと…

• 修行　＝　経営側に都合の良い奴隷制度

です。

じゃあ、整体院などで、この修行は何をするの？って事なのですが、

• 掃除、必要物品の買い出し

• ホームページやブログの管理

• 予約受付、事務管理

• チラシ配布

• 接客対応（施術は除く）

などなど。仕事内容は普通の受付・事務のバイトみたいな感じ。

僕の修行していたお店は、完全に無給と言う訳ではなく、報酬は完全歩合制（施術を行い、お客様から料金を貰った時）がありました。
しかし、その報酬が、３０％だったんですよね…中々、渋い…

それに僕が修行していたお店は、基本的に院長、副院長が施術を行いますので、修行中の人間が施術を行える余地は、あまり無かったです。

って事は、やっぱり無給じゃん…

ただ、整体院、整骨院のやり方を学んで行く事はできますし、たまーに院長の手が空いた時間があれば、施術を教えてくれる事もありました。

しかしながら、院長に施術を少しでも教えてもらうと、これまた後々のトラブルに発展しちゃうんですよね。

• 大事な施術を教えたんだから。と、辞めたり、独立するのを拒否

相当上手にやらないと、辞める事もできないし、独立する事もできない。
当然、こんな時代には退職代行もない…（涙）

この環境に耐えきれず、独立しようとした人もいましたが、なんやかんやで丸め込まれちゃってましたね。「後、３年頑張れば支援してやるから」とか「お前の技術だとまだやっていけない」とかって感じで、上手に飴と鞭が使われていました。

その独立しようとした人は、今何をしているのかは分かりません…

そして肝心の僕はと言うと、ある程度修行をこなした所で、何とか上手に辞めようとしましたが…バッチリ揉めました。

• せっかくここまで頑張って来たのに、勿体ない

• 君には期待している部分が大きい

• 今まで教えてやった分の金を払え

• 今まで教えてやったのに、辞めさせる訳ないだろ。コラァ！

みたいな感じです。メチャ切れたり、一緒に頑張ろうよ。と励まされたり。
そのお店はスクールもやっていた（ただしスクールのお客さんは見た事ない）ので、教えてやったんだから、そのスクール代金の６０万円を払え。とも言われました。

ただ僕としては何とか円満に辞めたかったので、丁寧に謝りつつも、お願いした結果。
「後半年、修行したら辞めても良い」という事になりました。

そこから半年、施術に入れる状態になっていたので、僅かばかりの報酬を貰いながら、我慢の日々を続けました。
約束の期日が近付いてくると、院長は不機嫌になったり、僕を再度、懐柔しようとしてきましたが、やんわり拒否。

退職日は本当に感慨深かったです。
「この店、新たな被害者を出す前に、早く潰れやがれ！！」と、強くお祈りしておきましたが、今でもやってますね（ハハハ）

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当事者以外の人がこういった話を見ると、

• そんな仕事飛んだら良かったじゃん？

• 労働基準監督署に言うか、弁護士や労働系の組合に相談すれば良いじゃん？

• いわれのないスクール費用を請求するとか犯罪じゃん？

とかって思うかもしれませんが、正直な所、結構厳しかったです。
院長は頭おかしい系の切れキャラでありつつ、労働に関するルールはある程度把握していたので、

• 飛んだらしつこく連絡がある。家にお迎えに来る

• 飛んだら迷惑料と称しつつ、罰金を請求する

• そもそも雇用契約などの書類はない。業務委託、請負だと言い張る

• 弁護士さんに相談するのはお金かかるし、法律がこうだと言ってもまず守らないし、強制力ない。

• 頭おかしい系のキャラなので、あまり恨みを買いたくなかった

ってな感じです。

僕以外にも、そのお店で修行していた人はいましたが、多分、僕と同じ事を感じたのか、僕と同じような方法で辞めていく人が多かったですね。

中には、飛んだ人もいましたが、いつの間にか戻って来たりしてました。
何があったんだろうね…怖い怖い…

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