
【概略】スコットランドを巡る旅_中国人学生とともに
どうも!
セイタです!!
北京大学の修士課程で社会学を学んでいます。
現在はオックスフォード大学のOxford Institute of Population Ageingにて訪問学生として学んでいます。
この記事では、2024年12月13日~20日にスコットランドのエディンバラ、グラスゴー、フォートウィリアム、インヴァネス、スカイ島を旅行したことについて執筆しています。

スコットランドの中でもエディンバラやグラスゴーは有名な都市で、地球の歩き方にもしっかりと掲載されており、日本語でも多くの情報が見つかります。これらの地域はローランド(Low Land)と称されています。
※余談ですが、イギリスで最も良かった観光地はエディンバラです!!
一方で、それよりもさらに北の地域であるハイランド(High Land)は日本人の観光客が相対的に少なく、日本語での記事や情報も限られています。それなのに、中国のSNSであるRed Bookでは多くの記事が書かれています。また、ハイランドに行きたい中国人向けのツアー旅行も組まれていました。


金額は£580(約11万4千円)です。
今回は日本人があまり行かないスコットランドのハイランドに行ってきた体験をもとに一連の記事を書いていこうと思います。特にどのような交通手段を使えばよいのか、現地で何をすればいいのかといった観点から書いていきたいです。この記事はそうした一連の記事の概略になります。
この記事の対象者は
・イギリス北部の雰囲気を味わいたい人
・スコットランドへの旅行を計画している人
・中国人の旅行の仕方を知りたい人
となります。
スコットランドについて!!??
まずはスコットランドについてChat GPT教えてもらいました。
スコットランド:伝統と自然が息づく地
スコットランドは、イギリスの北部を占める歴史豊かな地域で、美しい自然と独自の文化が調和する魅力にあふれています。首都エディンバラは中世の街並みと現代的なアートシーンが共存し、グラスゴーは活気ある音楽とアートの街として知られています。一方、スコットランド高地やヘブリディーズ諸島などの雄大な自然は、冒険を求める人々を魅了し続けています。伝統的なキルトやバグパイプ、スコッチウイスキーなど、ユニークな文化が今も息づいており、訪れる人々に深い印象を与えます。この地は、歴史、自然、文化を一度に楽しめる特別な旅先として、多くの人々に愛されています。
まず、イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの地域から成り立ちます。国際法上は1つの国なのですが、それぞれ独自の文化や歴史の別々の国と言えるでしょう。
※実際にエディンバラではイギリスの国旗あるユニオンジャックではなく、スコットランドの国旗が掲げられていました。

また、スコットランド内でもローランドとハイランドでは趣が異なるようです。以下引用です。
かつてスコットランドの建築家や経済学者を明治政府が重用していたので、実学の国という印象があるかもしれない。都市化の進んだ低地地方と、寒冷多雨で放牧が中心の高知地方という、二つの異質な地域が一つの王国に居心地悪く同居している。
低地から見る高地人は軽蔑すべき野蛮人だが、その勇猛果敢さは侮れない。かたや高地人から見た低地人は、進んでイングランドに身を売った、民族の誇りもない連中となる。
この文章を読むとなぜ中国人がハイランドを好んで旅行するか少しわかるような気がします。中国人は自然の風景を非常に好むという習性があります。
具体的な旅行日程について
それでは自分の旅行日程について簡単に紹介させていただきます。なお、13日と20日にはリーズ(Leeds)で用事があったので、旅の始まりと終わりはともにLeedsとなっています。
12月13日:夜にエディンバラ着
12月14日:日中はエディンバラ市内を観光。夜に中国人の同級生3名と合流。
12月15日:グラスゴーに出発。正午に到着し、日中はグラスゴーを観光。その後、フォートウィリアムに向かう道の途中にある民宿で一泊。
12月16日:フォートウィリアムを観光後、インヴァネスに向かう。
12月17日:スカイ島周遊ツアーに参加
12月18日:インヴァネス市内とネス湖付近を探索
12月19日:朝一のバスでエディンバラに向かう。その後、エディンバラからリーズへ。
以上が僕の旅行の概略になります。正直、エディンバラ以外はそこまで見所はなかったです。僕は山を登ったり、大自然を観光したりすることにそこまで心が動かないからです。むしろ、現地のローカルフードを食べたり、観光地を回る方が好きです。

また、冬は人が少なく、ホテルが安いというメリットはあるのですが、バスの往来が少なく、何もせずに待っているだけという時間が結構発生してしまいました。この辺を上手にマネージメントできれば、もっと効率よくいろいろ楽しめたような気がします。
費用
ここでは、約1週間でどれくらいお金がかかったのかについて紹介させていただきます。
それぞれ項目ごとに見ていきます。
・交通費(City Link):約17000円
・交通費(列車):約17,000円
・観光費:約11,500円
・ツアー代(スカイ島):約12,000円
・宿泊費:約35,000円
・外食費:約32,000円
・その他雑費:バス代、食費等
合計 約15万円!!!
思ったよりお金を使っていないなといった印象を受けました。それぞれ簡単に説明していきます。
まず、交通費が比較的抑えれたのは、City Linkにて5日間周遊券を買ったことが大きいと思います。これはスコットランドの都市間を走っているバス会社で日数に応じた乗り放題券を販売しています。金額は3日/5日/10日でそれぞれ/£60/£89/£120なので、スコットランドを周遊する人は絶対に買うべきです。
※近場での2ポンド程度のバス代はこの項目には含まれていません。


また、観光費として計上したのは、エディンバラでのスコッチウイスキーエクスペリエンス(£38,¥7377)とエディンバラ城の入場券(£20,¥3941)のみです。あとは無料の博物館や自然を見ることがメインだったので、全くお金がかかっていません。この記事を書くときに支出を見返してみて、自分でもびっくりしました(笑)


なにより、特筆すべきは宿泊費の安さです。6泊して35000円なので、1泊あたり6000円弱で済ませれています!!一人の時はホステルに泊まったり、大部屋で泊まったり、交通の便が悪い代わりに安いところに泊まったりしたおかげだと思います。この辺は一緒に行ったメンバーに感謝です。
これまでの項目が比較的節約に成功した例だとすれば、外食費は失敗した例と言えるでしょう。ちなみに、外食費の32000円というのは、スーパーで買ったサンドウィッチやマクドナルド、ケンタッキーなどは含んでいません。ちゃんとしたお店での料理のみカウントしています。8軒のレストランと2軒のパブでの消費を計上しています。平均すると、4000円近く使っている計算になります。ただ、個人的にはここは削るべきではないと思っているので、全く問題にはしていません。
以上が、自分が1週間で使った金額の合計と内訳です。なお、上記の項目はすべてMoney Forwardの記録を基に作成しています。また、クレジットカードと連携しているのでほとんど抜け漏れもありません。現金で払った場合はそのつど手入力もしていました。なので、かなり正確なデータと言えるでしょう。
情報の探し方
冒頭でも紹介しましたが、スコットランドはローランドとハイランドに分かれています。そのうちローランドに位置するエディンバラやグラスゴーに関する情報は日本語でもヒットします。なので、自分はYoutubeやブログをメインに情報を探しました。その中でも下記のYoutubeは特におすすめです。25-40代の男性に刺さりそうなコンテンツです(笑)
一方で、ハイランドに関しては、日本語だとあまり情報がヒットしません。しかし、中国語だと多くの記事がヒットします。なので、ハイランドに興味のある方はRed Bookという中国のSNSを使ってみるのもありかもしれません。今回自分はほとんど何も調べず、一緒に行った中国人たちにおんぶにだっこでした。
ざっくりとした感想
以上が、自分の1週間にわたるスコットランド旅の概略になります。一つの国ではあるのですが、イングランドとは異なる風情があり、非常に楽しかったです。特にエディンバラは街並みも美しく、大通りでは至る所からバグパイプの軽快なメロディーが流れており、街並みを歩いているだけでも楽しくなってきました。


一方、それ以外の都市はそこまででした。自分は美しい大自然を見ることよりも、人間の生み出したモノを学ぶ方が好きだからです。また、大自然があるということはそれだけ人里から離れているので、交通の便も悪いです。しかも、冬はオフシーズンなので、バスの本数も少なくて、結構時間をロスしました。

そういえば、中国にいる知り合いに「中国人と4人で旅行してくる」という話をしたのですが、「中国人と旅行するとちょっと恥ずかしい思いをすることになるよ」みたいなことを言われました。言われた時は全然意味が分からなかったのですが、今回の旅を通じて少しわかりました。いくつか例を挙げていきます。
まず、世界的に有名なスコットランド生まれのマッキントッシュが設計したといわれるオシャレなレストランで、アフターヌーンティーをたしなんでいた時のことです。一人の中国人が「学割ありますか?」と質問していました(笑)仮に中国でならば、気の利く良い人扱いなのですが、イギリスでは止めてほしかったです、、

地球の歩き方にも載っていました。

また、スカイ島のパッケージ旅行に参加していた時に、おしゃれなカフェで昼飯を取っていました。すると、1人の中国人がおもむろに真っ赤なパプリカを取り出して、そのまま生で食べていました(笑)中国だと持込オーケーなのですが、イギリスでしかもオシャレなカフェでやるのはやめてほしかったです、、

グーグルマップの評価が4.8でした。


あとは、バスに乗ろうとしたときに、「City Linkのカードが使えるか?」という質問をしたのですが、別のバス会社らしく使えないといわれました。その後、運転手が金額を打つと、£12.3(¥2400)だったのを見て、「So expensive~」と言ってしまい、運転手もイラっときたのか、「次のバスに乗れ」と言ってきました。ただ、次のバスは2時間後だったので、自分が速攻で決済して事なきを得ました。なお、3人分の価格だったようです、、、

最後の例はともかくとして、最初の二つは中国ならば受け入れられている、なんならそのような行動をすれば、むしろ気の利く人であるという扱いを受けるような行動です。ただ、国が変わるとその辺の前提条件も変わってくるのが難しいですね。。。
なお、今回同行した中国人のうち2人が、僕をいたたまれない気持ちにさせてきたのですが、もう1人の中国人は全然そんなことなかったです。その子と他の2人との大きな違いは、その子が英語がある程度流暢なことです。英語が流暢だから、文化的な差異やニュアンスに気づいて、行動を慎んでいたのか、そのような微妙なニュアンスを気付けるから、語学が上達するのか、因果関係はわかりませんが、相関はありそうです。
余談ですが、中国人はめちゃくちゃ中華を食べたがります(笑)僕がいる時は一回しか食べませんでしたが、僕が帰って、3人で旅行している時はだいたい中華食っていたイメージです。まあ、確かにイギリスはメシがまずいので気持ちはわかりますが、それでも食べすぎだろとおもっていました。

Googleの評価が低かったのですが行ってみました。

以上が、自分の旅行の概略になります。スコットランドを楽しむだけでなく、中国人の旅行の仕方についてより詳しく知ることができて、色々と学ぶことが出来ました。
それでは、本記事は以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今後、スコットランドでの旅行記を何本かの記事にして、執筆していきます。引き続きよろしくお願いいたします。
以下、エディンバラでの滞在について執筆しています。
この記事は、グラスゴーからハイランドへの移動について書いています。
最後に、インヴァネスを中心にした観光について書いています。
以下のマガジンでは、自分の旅行記について執筆しています。
もし気に入っていただけたならば、
スキとフォロー、マガジンの購読よろしくお願いします~