8020から8029、ニク、ん!?肉?
皆さんは、8020運動をご存じですか?
80歳で20本の歯を残そうというもの。
でももし私の歯が一本抜けたら・・・たった一本でも、今までのようにはいかなくなります。
ブリッジを入れても、入れ歯になっても、異物感があって、ご飯がおいしく食べられなくなる~とおもいます。だから、本当は8028(親知らずを入れると32)が本当だと思います。
歯があっても、それを使えなくなってしまったら・・・
せっかく残っても、磨けなくなったら・・・
施設に訪問すると、そんなお口の方がたくさんおられます。
歯が残っているだけでなく、お口の機能も大事。
口を動かせる健康な体、心、すべてが必要なのですね。
さて、千葉県歯科医師会では、8029運動を始めたようですよ。
8029(ハチマル肉)運動」、そして歯科医療の成長戦略 千葉県歯科医師会の挑戦
8029(ハチマル肉)というスローガンには、おいしく、楽しく、肉を食べている80歳をイメージしています。実際には肉のみならず魚や卵なども含めた良質なタンパク質全般を摂取することによって、筋肉を維持し、健康を維持して、社会参加し続けられる高齢者でいようという思いが込められています。
近年、「食べる力」は「生きる力」として認識されるようになってきました。その時流に合わせて、私たちが「8029運動」の先に見ているのは、単なる健康的な口腔という歯科的発想を超えた“健幸”です。例え、血圧が高くても、持病があったとしても、生きるその日々を幸せだと感じられること。それを目指しています。
8029運動は、80歳でも肉をはじめとする良質なタンパク質を摂取できるような口腔機能を維持しようというものなのですが、これは高齢者に限ったことではありません。8029を目指すのであれば、幼少期からの健全な口腔機能の育成・維持が必要になります。そこにおいて、8029運動という観点に立つと、人々の人生の全てのステージにおいて歯科医療として関わっていかなければならなくなります。
千葉ロッテマリーンズとは、様々なコラボしています。マリンスタジアムでのイベントに参加させてもらったり、プロ野球開幕の前日に「私たちも8029運動を応援しています!」というポスター広告を新聞に大きく出してもらったりしました。
人生100年時代、歯も、体も、心も100年、丸く調和していきたいですね!(^^)!