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薪ストーブに學んだ事

※写真は、中にガルバリウム鋼板を張り巡らした新潟産の時計型薪ストーブ(10000円)


今年の冬は
薪ストーブのお陰で、とても楽しい冬でした。

しかし
なにぶん、全てが初めての事ばかりなので

薪集めの要領が判らなかったり
薪割りの要領が判らなかったり
斧が折れたり
チェンソーが壊れたり
薪を置く場所に困ったり・・・

ストーブ本体も
急にストーブから煙が吹き出して来たり
煙突から煙が多く出過ぎたり
ストーブに穴が空いたり・・・

煙突掃除を週一で行わないと、煙が逆流してくる事を初めて知りました。

煙突内に溜まった大量の煤

これじゃ吸い込まないわなぁ

始めの頃は、煙突掃除の大切さを全く知りませんでした。

薪ストーブを使い始めて1.5ヶ月頃
薪ストーブの火の付きが悪くて(おかしいなぁ)と思いました。
やっと火がついたけれど、煙が逆流して来て、部屋が真っ黒に成りました。

原因が解らないので
その日は暖房無しで過ごしました。

散々調べた結果
どうも煙突が怪しい

と思って翌朝
煙突を引っこ抜いて見た結果が上の写真です。

こんな事
取説にも書いてなかったし、使用者の薪ストーブ先輩方も言ってなかったので、本当に驚きました。

煙突掃除は
シーズン終に1度すれば良い様な事が書いてあったので、こんな事に成っていたとは驚きました。

そして
その後も
煙突のカーブ部(エビ曲り)の清掃不十分で1回
煙突トップ部の清掃不十分により1回

合わせて3回の逆流煙を受け
毎週末は煙突の大掃除日と成りました。

お陰様で
ちゃんと手入をすれば、しっかりと機能してくれる事が確認できました。

道具のお手入れは
本当に大事です。
自分を成長させてくれる存在です。

しかし
この薪ストーブの暖かさは、今までの暖房器具よりも数段暖かいです。
仕様書には「暖房範囲16〜30畳」と書いてありました。

もう
他の暖房器具には戻れそうにありません。

僕の採用した薪ストーブは、昔ながらの鉄板製で、とても安いものですが、仕様書によると、対応年数は1〜4年と書いてありました。


4ヶ月で終わりました

色々な方の経験談を聞くと、やはり壊れることが有るらしく、ストーブの側面に穴が空くそうです。
なので、側面になるべく直接火が当たらないように熱に強いガルバリウム鋼板を入れてました。

火が当たるとそこから錆びて来ますので、錆びやすい側面は、火止めや中子の他にガードを入れてました。

側面はだいぶ守れたのですが、天板が錆びて穴が空いてしまいました。

ぽっかり

この状態でも、上から蓋をして使ってました。

こんな感じです

しかし
 天板はかなり傷んでいて、錆でボロボロです。

4年間使うつもりだったのですが
僕の場合は1年ももたず、4ヶ月で壊れてしまいました。

原因は
多分、メインの燃料が杉や松の針葉樹だったので火力が、強すぎたのと
天板部にはガードをせず、直接炎が当たっていた事だと思います。

火を使うものなので、間違いが起こったら怖いと思い、新しく買い直しました。

二代目

函館産のたまご型薪ストーブ(4500円)

多分
これも側面や天板は、直接高温が当たると錆びてしまうのだろう・・・

少し部品を足して補強しました。

たまご型の内部

中には、小さめな火止めが張ってありました。
多分
この火止めは2〜3ヶ月で錆びて無くなってしまうのだろうなと思ったので
道具を揃えました。

ガルバリウム鋼板

買って来ました。

波板切りハサミ
万能ハサミ

この2つがなければ、この板を切ることは出来ません。
コレを切ってたまご型薪ストーブの内側に入れようと思います。

側面完成


天板部も完成

これで少しは長持ちするかも知れません。

このたまご型は新品なので、外で一度空焼きをしてから本採用と成ります。

火を入れたら変色してきました

今度は
大和金属のたまご型薪ストーブ

この会社は、薪ストーブの老舗メーカーらしく、北海道で1番古い薪ストーブ会社だそうです。

と言う事で本採用

色がスチール

使ってみて
時計型もたまご型も、そう大して変わりは無いような感じですが、構造上の問題で
時計型は空気窓から炭のかけらが良く飛び出して来て、少し危なかったです。
たまご型は、炭のかけらが飛び出せない構造に成っていてかなり安心です。
あと、たまご型の方が構造がシンプルなので、内張りを作るのが楽でした。
しかも半値に近い位お安い。

時計型は
時計の形に波板を切る事が出来ませんでした。

たまご型のシンプルで高性能は素晴らしいと思います。


今シーズン
薪ストーブを採用したことにより学んだことは

薪ストーブ
・ストーブ本体のマメな手入の重要性
・灰の効果とストーブ内の灰の存在の重要性
・空気の流れを作ることの重要性

煙突
・煙突はドラフト効果を利用した設備で有ること
(煙突内に暖かい空気が入ると冷たい空気を引き入れながら空気が上昇する)
・煙突のまめな手入の重要性


・チェンソーの取り扱い方
手入れ及び清掃方法
故障排除方法
キャブの分解結合及び調整方法
燃料作りの重要性
チェンOILの重要性
目立て(歯研ぎ)の重要性

・薪作り
ナタ、斧、ハンマー、クサビの使い方及び手入方法
木目には筋が有り、筋を利用しなければ薪は簡単には割れない事
樹木の種類や切られた年代により、割れやすい、割れにくいが有ること、また、火力も香りも違う事

・今年薪を貰いに行った所
工務店、解体屋、植木屋、役場、海岸の流木、ダム湖の流木

結構
薪集めは大変な作業でしたが、その後の薪割りもなかなか大変でした。

2階建て家屋1軒分の柱を貰いました


ヒマラヤ杉の原木3本貰いました


近所の小屋を丸ごと貰いました

多分
軽トラ20台分位の薪を集めたと思います。

その結果

美味しい 鋸南町元名産のお塩

沢山の天然塩を作る事が出来ました。

去年までは石油ストーブを使ってましたが
その時の一冬の灯油代は約20万円

一冬分の薪をお金で買ったら約30〜50万円


しかし
今年の燃料代は無料でした。
まぁ挨拶程度にお茶菓子やジュースは持っていきました。
知らない事だらけ
解らない事だらけ
初体験だらけで労力はかなり大きかったですが

薪も知識も知恵も人脈も
全てタダでもらってしまいました。


この薪ストーブを通して
沢山の方々にお世話になりました
そして改めて「道具」と言うモノが、それらが持つ機能を発揮するには、扱う為の正しい知識と「正しい手入」が必要と言う事を強く感じました。

人間関係と本当に同じです。

人間関係で1番大切な事は、1番自分と接している人を分析して何よりも大切にする事。

そして
その人を大事にする事。


道具を大切に扱えない人は
人も他人も大切に扱えない。


人間は道具を扱えるようになって一人前
道具に人間が扱われてはいけない。



自然の摂理を利用した薪ストーブですが、学びと出会いがとても多く、また半歩の成長が出来たと感じます。
本当に沢山の知識と知恵と物繋がりを頂きました。

次のシーズンは何をするかな

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