「マー君対中田」。この再戦を待っていた！久しぶりの対戦は、中田の３ラン。「場外戦」も見どころ。野球の話

マー君が久しぶりに、対外試合でマウンドに上がった。楽天対日本ハムの練習試合ながら、ワクワク感が高まる。そして、大砲中田翔との対決。３ランを食らう結果となったが、やはり、マー君が日本のマウンドに上がると、面白味が増していく。

この大物対決は初回に起こった。初回１死一、二塁の場面。カウント２－２からマー君の投じた一球は縦のスライダー。それを中田は泳ぎながらもレフトスタンドへアーチを懸けた。

中田は「完全にタイミングを外されていた」というように、マー君の失投ではない。打った中田の技ありの一発。

中田がマー君から本塁打を放ったのは、プロで初対戦した２０１０年８月８日以来３８４９日ぶりという。

「（シーズンで対戦したら）毎朝、嫌な気持ちになるんだろうな」と話した中田。だが。野球ファンは、この戦いを今シーズン、何度となく見られることを期待しているのだ。

途中交代後に、マー君は中田に「打つなよ」と冗談を言っていたという。それに返す中田も「たまたまです」とは、この二人の「場外戦」も面白い。

この二人、高校時代に甲子園でも対戦している。２００５年夏の準決勝。マー君は駒大苫小牧の２年生。中田は大阪桐蔭の１年生。内角高めのボールにのけぞった中田。マー君とのにらみあいになった。

プレーも「場外戦」も。ワクワクさせてくれる２人の対決。

シーズンが始まれば、お互いがさらに技に磨きをかけてくる。

マー君が封じ込めるのか。中田がぶちかますのか。

シーズンの「プレーボール」が待ち遠しい。