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『自堕落静養日記。十二月二十六日』

私の悪玉コレステロールがぶっちぎっている(350くらいの)おかげで、手術予定から(仮)がとれない。そこで、二週間後の来年の一月八日まで『スタチン』というコレステロール値を下げる薬を服用することになった。そこでコレステロール値がある程度下がっていれば、10日に手術となるように予定が組まれている。仮で。

MRIの画像診断をみても、一年前と半年前と現在を見比べてみてもあきらかに癌は縮小傾向にある。しかし、コレステロール値が高いと、手術中に脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるそうだ。肝臓の切除は20%ほどで済む予定ではある。最大で40%くらいまでは切除できるそうなのだが、私の病状はそこまでではないようだ。『スタチン』は有名な薬で、まず間違いなく『コレステロール値は』下がるだろう。実は母親も飲んでいるのできっと遺伝だ。

ほらね。
私は自らの悪玉コレステロール値が標準に収まったのを数回しか見た事がない。遺伝子検査キットで答え合わせが出来るのは便利だ。スタチンの副作用に「筋肉が溶ける」というものがある。『横紋筋融解症』という。100万人に0.15人という確率だからきっと大丈夫だろうが。それでも、筋肉痛の症状は出やすいようだ。

4時間ほどの手術になるそうだ。L字型か逆L字型に開腹する(わすれた)。術後もしばらくは集中治療室に一日くらいはとどめ置かれるという。これは、盲腸がんの手術ではなかったことだ。集中治療室に泊まるとはどういうことなのか、不安と楽しみが入り混じる。癌のひとつは肝臓と胆のうの境目にあり、胆のうはとってしまうそうだ。

27日に最終(仮)決定で日程が本決まりになる。仮で。という極めて面白い状態に私は置かれている。主治医にしてみると、今が、手術の最大のチャンスなのだろう。日本全国でこの手術で2%くらの人が死ぬが、それは半分くらい肝臓を切除する人も含まれているという。私はそこまでではないので、死亡率はぐっと下がるだろう。

この頃の私の肌は、かぴかぴでぱらぱらなのだ。『かぴぱら肌』と呼ぼう。で、amazonで¥1680の超音波式加湿器を購入した。条件は、省電力。バッテリー内蔵式1200mah。USBCタイプ給電でも使用できる。掃除しやすそう。単純な構造。それなりの稼働時間、モードによる(8~12時間)。ほぼ無音。タイマー機能、連続使用時(4~8時間でオフ)。持ち運びができる。


倒れても水漏れはしない。だが、倒れても使い続けられるかは不明。部屋中を加湿できるかは不明(たぶんそれは無理)。身の回りは加湿できそう。

このサイズ感。¥1680なので一年でぽしゃってもいい。けれど、触った感じだとしっかりしている。一年でぽしゃるともおもえない。白色を追加してしまった。


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