せいのほう

群馬県在住。2023の8月盲腸がんのステージ2の手術を終えた。その後の抗がん剤で頭を壊…

せいのほう

群馬県在住。2023の8月盲腸がんのステージ2の手術を終えた。その後の抗がん剤で頭を壊して、心療内科を受診。不安神経症とむずむず脚症候群を発症した。2024年3月、肝臓に大小6のがんの転移が見つかる。ただいま、前回とは別の抗がん剤で治療中。

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    『がんかわいがり』とは、抗がん剤治療のことです。私は『がん』をいたぶって、かわいがるのです。

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最近の記事

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『まとめ途中。自堕落静養日記。追記中。九月八日~』

薬の副作用でずっとねむい。かといって、発疹の治まる気配はない。 よって、自堕落に静養するほかない。過ぎ去らない盛夏の中で、動けば動くほどに、ぽつりぽつりと発疹は何処からともなくやって来る。 これは愉快犯だ。目的がわからない。 文章を書きながらでも、ねむい。これだけねむければ、明後日の化学療法もいつのまにか終わってしまうだろう。胸に埋め込んだポートをどれだけ利用するのかもわからない。明後日の最後の点滴は確実に利用することにはなる。そして、家に持ち帰り、丸二日間経った後に自らで

    • 『自堕落静養日記。九月二十一日』

      昨晩、来ました。 偏頭痛が、です。で、耳の上から左右のこめかみ辺りをマッサージしていました。そうしたら、もうひとつ、来ました。脱毛です。マッサージをしていたら、そのヶ所だけ髪がすっかり抜け落ちていました。 私は、笑ってしまいました。私にとっては、笑い事です。ブルーハーツのドラムっぽくなりました。これは、モヒカン刈りでしょうか。モヒカン抜けでしょうか。 それはそれは、あっという間の出来事でした。 ほんの、三十分位でこうなりました。顔の発疹も凄すぎて、これ以上の画像はお見苦しく

      • 『自堕落静養日記。九月二十日』

        抗がん剤の点滴を身体に入れてから、もうすぐ三週間だ。 手足の先のしびれと上半身の発疹は相変わらず私と共にある。 この副作用からは容易には逃げられそうにない。一回の点滴でいつまで癌細胞を攻撃してくれているのだろうか。副作用=攻撃、とは、単純には考えられないけれど。 さて、週明けの火曜日の血液検査で私の体調は上向きになっているのだろうか。実感としては、横ばいか下向き傾向にあると思っている。調べてみると、血液検査で反映される好中球の値は二~三週間前の状態を表すらしい。 そう考え

        • 『自堕落静養日記。九月十八日』

          猫者が啼いている。 我が家の庭ではない。私の喉奥から、猫者の啼き声がするのだ。 私は喉奥に、子猫を飼っている。そう、と言っていい。息をするたび、ゴロゴロと啼いている。 免疫力の低下からのエアコンの冷気を直に浴び過ぎたせいだろう。喉奥がざらついている。でも、エアコンの力を借りなければ発疹を沈めることができない。痛し痒しだ。この、『猫啼き喉』に発熱と咳が伴えばエアコンのスイッチを切る決断ができるのだが、その兆候はない。私はいたって平熱なのだ。 癌からの免疫力低下からの肺炎から

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        『まとめ途中。自堕落静養日記。追記中。九月八日~』

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        記事

          『自堕落静養日記。九月十七日』

          私の運転免許証の写真の顔は、毎回ぱんぱんに膨らんでいる。 それは、ま夏の暑さに負けまいと、ビール腹になり、アイスをたらふく食べてパピコ顔になるからだ。水分過多になり、糖分過多でもあるからだ。頬は厚くふくらみ、その顔の輪郭の縁取りはおぼつかない。 今年は免許更新の年でもある。アルコールを断っているので、痩せて迎えられるはずが、思い通りにいかなかった。癌だからといって、瘦せこけるわけでもないようで、私のいまの体重は近年ではいちばん重い。今年はパピコにはまってしまった。すべての味

          『自堕落静養日記。九月十七日』

          『自堕落静養日記。九月十六日』

          amazonechoスピーカー二台のステレオ再生の調子がわるい。 シャッフル再生をはじめて、4曲目くらいで一度停止する。しばらくすると自動的に再生を開始する。けれど、それは次の曲だったり、スピーカー一台だけの再生だったりする。 と書いている途中から、一曲目から停止している。且つ、右スピーカーからしか音楽が流れていないので、amazonmusic、alexaアプリをアンインストールしたり、設定を変えたり、スマホの省電力モードを解除したり、Wi-Fiルータの電源タップを抜いたり

          『自堕落静養日記。九月十六日』

          『自堕落静養日記。九月十五日』

          昨日、書いた事の続きのような文章になる。 『ストレンジャーシングス』を、シーズン4まで一気見している最中は、それ以外の情報をシャットアウトしていた。 目覚めて起きたら、トランプ候補が暴言を吐いて、兵庫県知事が目に涙をうかべていた。 私は、しつこく何度も書いている。「涙は怖い」と。プーチン大統領の涙も、兵庫県知事の涙も本物だからだ。涙とアルコールは人を酔わす。そして、自らの都合のよいほうに真実を曲解する。 だから、島田紳助より、明石家さんま派であり、長渕剛より、桑田佳祐派な

          『自堕落静養日記。九月十五日』

          『自堕落静養日記。九月十四日』

          今更なのですが『ストレンジャーシングス』を一気見してしまった。 その後、胸糞悪い、トランプ候補のペット喰い発言を知った。 アメリカのスクールカーストをたっぷり見せられた後だけに、この作品のシーズン4で登場するバスケットボール部のキャプテンを思いうかべてしまった。 トランプ候補に関わらず、アメリカ大統領になる者のほとんどは、スクールカーストのトップグループから輩出されているのだろう。それが、アメリカ作品ではよく解る。そして、この後スクールカーストの最下層のグループから数多くの

          『自堕落静養日記。九月十四日』

          『自堕落静養日記。九月十三日』

          怠惰で変わり映えのない日日が続く。 それはとても機械的で、私の時間からなまなましさを欠損させている。どこかでなにかをあきらめる長所が、厚顔をさらす。 屁がよく出る。かなり、よい屁だ。その証拠に十中八九が屁で、屁に乗じて実は漏らしていた、という類いの屁はしばらく放っていない。 尻離れもよい。私にまとわりついてまわるという屁でもない。おとなしく、プラズマクラスターに吸い込まれていく。 ものわかりもよい。扱いにくいところもあるが、カラッとした性格の屁だ。私は湿っぽい屁にはうんざ

          『自堕落静養日記。九月十三日』

          『自堕落静養日記。九月十二日』

          無数の赤い軍隊蟻が私の肌の上に波紋をつくり、侵略するように発疹が拡がる。そして、其処に駐留する。毎日だ。消える発疹は僅かで、赤色のままであったり、黒く染みになったりもする。 その痒みも、波紋の拡がりと道連れと共に侵略するように細かい蟻塚を量産する。その痒みは、気づかないうちに肌から無くなる。が、幾度かの噴火を繰り返す。 私は、秋を待っている。私は、夏の陰に窮屈な身体を押し込みながらひたすらねむっている。

          『自堕落静養日記。九月十二日』

          『自堕落静養日記。九月十一日』

          するりと抜けてゆく 私のこわばった手から 小銭やらなんやらが がらんがらん するりと抜けてゆく 散らばった小銭が拾えない カードも拾えない 指と床の接地感が、あまい あせれば、指先がじんじんする ふう、これが副作用 ふうん、夏でこのざまか 二週間前の点滴で、これだ いったい、ま冬の私はどうなるんだい するりと抜けてゆくのは銭だけかい すうはあ、一息つこう すうはあ、ゆっくり拾おう 思えば、歩きながら財布をいじる私が大胆不敵なのだ だからするりと抜けてゆく 忘れてはいけない 私

          『自堕落静養日記。九月十一日』

          『自堕落静養日記。九月十日』

          抗がん剤治療が二週間の延期となった。 好中球の値が低すぎるということらしい。つまり、私の免疫力は底をうっているという状態だ。「抗がん剤が効きすぎているようですね」と、言われた。 今の私は、風邪や肺炎に罹患しやすい。けれど、抗がん剤はしっかり効いている。なんとも悩ましい。抗がん剤治療中に、好中球の値が下がる副作用はよくあるという。そして、好中球の値が下がったほうが、五年生存率が高くなるというエビデンスもあるらしい。 何度も書いているのだけれど、私は六月と九月に体調不良になる

          『自堕落静養日記。九月十日』

          『自堕落静養日記。九月九日』

          真夜中の雷とはめずらしい。 巨石と巨石が擦れるような虚ろな音だ。天の岩戸から天照大神がひょいと顔をのぞかせているのだろうか。日の女神をおびき出すような派手な宴の様子はなかったが。夜中中、音が空に染み入るように鳴っている。 或いは、天の楽園から一掴みの神々が追放されて落下する音だろうか。 故郷の星に手を伸ばし、追放される神どうしが引力に屈しながら嗚咽を漏らし飛行しているのかもしれない。 で、私は早起きしてしまった、というわけだ。覇気のない。虚ろな雷のせいで。私が起きている間

          『自堕落静養日記。九月九日』

          『自堕落静養日記。九月八日』

          薬の副作用でずっとねむい。かといって、発疹の治まる気配はない。 よって、自堕落に静養するほかない。過ぎ去らない盛夏の中で、動けば動くほどに、ぽつりぽつりと発疹は何処からともなくやって来る。 これは愉快犯だ。目的がわからない。 文章を書きながらでも、ねむい。これだけねむければ、明後日の化学療法もいつのまにか終わってしまうだろう。胸に埋め込んだポートをどれだけ利用するのかもわからない。明後日の最後の点滴は確実に利用することにはなる。そして、家に持ち帰り、丸二日間経った後に自らで

          『自堕落静養日記。九月八日』

          『夏と秋。九月七日。あっつ』

          あっついではないか。 屋外に出る気にまったくならない。買い物も、amazonの注文で解決してしまう。カーテンを締め切り、日光を浴びていない。汗ばみたくはないからだ。 日に二度シャワーを浴びて、身体を清潔に保ち、ステロイド軟膏の世話になる。かるく筋トレをこなして、薬の副作用でいつでもねむい。 自堕落と静養は紙一重だ。盛夏のような、あっつい日がまっだまだつづくようだ。 『自堕落静養日記』という、よい語を発見した。いい日だ。 明日から、私の文章は『自堕落静養日記』としよう。

          『夏と秋。九月七日。あっつ』

          『夏と秋。九月六日。なにもない』

          なにもない日だ。ただ、私の生活の昼夜は逆転している。 信じられないくらいの発疹が、私の身体を襲来しているが、まあ、どうということもない。もう、私は私の見た目に関心がない。一応、ステロイド軟膏を医師の指示どおりに塗るだけだ。 新しい抗がん剤治療の1クール目なので、なにが異常なのかもわからない。「発疹がでて当たり前」の可能性がある。この抗がん剤治療の副作用は発疹なのだろうと納得している。来週の火曜日に受診する予定なので、はっきりするだろう。鼻血は数日前に止まった。抗がん剤が身体

          『夏と秋。九月六日。なにもない』