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すがすがしさと、ぬくもりの人。 われわれは、この混迷する世の秋晴れの日に、谷川俊太郎氏を…
するりと抜けてゆく 私のこわばった手から 小銭やらなんやらが がらんがらん するりと抜けてゆ…
ゆめの裏口の扉からそっと出たところに 月の表口の扉があります 顔だけだしておそるおそる覗い…
雨の匂いの思い出などないけれど けれど、なつかしく胸の内から芽吹いている どこのだれだかし…
うーあーうー。おはようございます。 うーあーうー。腹が減りましたよ。 うーあーうー。ハミガ…
うまれては 〇 よくそだつ 口 つのはえた 凸 おちついた 口 おとろえた 凹 わすれたり …
たまに詩い たま詩いの たまに詩い たまに強い 「タマニシイ、タマニシイ」 たまにはよい詩い もう、酔わない詩い たまに詩いの たま詩いの たまたま、またまた、詩いの、いのち、すう たまたま、またまた、詩いの、いのち、はく
春いちばんの 夜中の討ち入り 寝ている私の耳にそっと息を吹きかけるようにはなりませんか 春…
夏のカーブ 秋のカーブ 冬のカーブはもうすこしで出口が見えてきた 「カーブの出口には幸せし…
「風強」 こんなときには 漢字の服を吹きとばして ひらがなを露出させたい 「かぜ、つよ」 そ…
そういえば そうそうそう なんだったか なにをわすれたのだったか そんなときがある そんなと…
私は初詣に行った。 世の理だけでは私は暮らせない。 理路整然とした世の理の外と、通信をした…
うつむきながら つとめてあかるく こんにちは 夜の、よなかのくらがりの 虚ろな目ではっきり…