見出し画像

人に嫌われるコツ 〜相手と自分は合わせ鏡〜

「相手は自分の合わせ鏡」
という言葉、あなたは聞いたことがありますか?

これを心理学用語では「投影」と言います。

「投影」とは、
自分の心の状態や思考を、
人(物)に映し出すということです。

日常生活の中で、
ついついイラっとしてしまう相手や
苦手な相手は誰にでもいると思います。

例えば、
自己中心的で自慢話が多く、人の話を聞かない。

良くないことは、周りのせいにし、

自分さえ良ければ周りはお構いなし。

承認欲求が強く、
自分が人に理解されないと拗ねる、
常に人から褒めてもらいたいという傲慢な人。

これらに当てはまる方、
ご安心ください。

すでに人から“嫌われるコツ”を心得ていらっしゃいます。(笑)

ですが、
ここで先ほどお話しした
「相手は自分の合わせ鏡」という
概念にこれらの特徴を当てはめて考えて見ましょう。

例えば、
あなたが過去に『親から認められなかった』という経験をしたとします。

すると、
あなたの上司がたまたま忙しくて、
あなたの質問に上の空で答えたとき、

あなたは
「この人は私を軽く見ている。私を認めてくれていない。」
と思ってしまうのです。

本当は誤解なのに、
自分の潜在意識に
『私は人から認められない』と刷り込まれていると、

周りの人の言動に
『私のことを認めていない』ことを投影してしまうわけです。

 

このように
私たちが相手に抱く嫌悪感や不満は、

実は
潜在意識の中の「見たくない自分」を
鏡のように映し出しているだけなのです。

ですから、
人の悪口は、自分の悪口でもあります。
同族嫌悪とも言いますね。

人間は、
「認知不協和」という習性を持っているため、
欠けている部分に不快な感情を抱きます。

それは、
対人関係において
他人の足りないところ、
駄目なところに目が行きやすい習性でもあります。

セッションをしていると、
「なかなか自分の好きなところを見つけられない」
「人のアラばかりに目がいってしまう」
という相談を受けることが多いですが、
ご安心ください。

少なくとも
そう思われているということは、
あなたは潜在意識の声をキャッチしています。
 

その潜在意識に耳を傾け、
人の”アラ”を自分に置き換えて考えてみると、
面白いほどに、自分も違う環境や相手に対して
同じ行動を取っていたことに気付くでしょう。

「相手は自分の鏡」

ぜひ、意識してみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?