「面倒だわ!と思うこともしあわせのひとつでした」というお話
毎年、どんなことがあっても息子の誕生日ケーキを手作りすること。その時一番好きなケーキにすること。
これは、私のマイルールのひとつです。
以下記事はドキッとしないように気をつけていますが、シリアスな内容に弱い人は、ここまでにしてくださいね!
重たい話にしたくないけれど
重くなっちゃうので、さらりと言えば
息子が3才の時に、私ががんになっちゃって
この子の誕生日をあと残りなん回祝えるのかな〜?
ナニを残してあげられるかな?
と真剣にいろいろ考えた時期がありました。
息子にできるようになってほしいことや大人になるまでに必要なこと、母が教えたかったこと
考え出したらキリがありません。
だけど、思いつくだけリスト化して
優先順位をつけたり、すぐにできることは実践して来ました。
その中に『息子の一番好きなケーキでお祝いをすること』というのが入っています。
理由は、時間とともに母の記憶が薄れてさみしい思いをしたりしても
息子のお誕生日は毎年来るから、
その時に
あのケーキ美味しかったな〜♡
愛されていたんだって感じてくれることがあれば
息子の勇気になるかもしれないと思ったからです。
普段から、よくケーキは作るので
特別な感じではないですが、そんな理由から作ることにしています。
でもね、心配したことは起きず
あれからもう9回もお誕生日ケーキを作っています。
絶対にお誕生日ケーキは手作りにしよう!と決めた最初の年のケーキは
ガトーショコラ
術後3週目で、お腹にチカラが入んない!ってときに
「ぼくもお手伝いするぅ。お母さんイタイタだから助けてあげるぅ〜」
というお手伝いモンスターを相手になんとか奮闘した覚えがあります(夫はお仕事が忙しくてね、お仕事ばかりしていました…)。
まぁそうやって、毎年いろいろなことがありながら
今年もその『息子が一番好きなケーキ』を作ることができました。
今年は、キャラメルナッツケーキのリクエスト
愛情はたっぷりでも見た目がかなり地味💦
もっとフルーツタルトとか華やかなのにして欲しいよね…ということでフルーツ盛りのサービス付き
こんな風に少々の不満も言えるしあわせ
このケーキを作れるしあわせ
第2の人生をしっかり生きているか?という自分への確認作業をしながら
今年もお誕生日をお祝いできるしあわせを噛み締めました。
「当たり前が、当たり前でない」
そんなことわかっちゃいるけど、なかなかそう思えない。
でも、私の経験から何か考えるきっかけになり、
しあわせのヒントになればいいな
なんてことを少し思って書いてみました。
どうでしたか?
同じ病気の人傷つける気持ちは1ミリだってありませんが、もしも気に触るところがあれば、そういうつもりじゃなく書きました。ということとイヤな思いにさせてごめんなさいということ、謝らせてください。
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