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チンパンジーと抱っこ、将来の自分への手紙【今日学んだこと】10/9/2020

今日も学んだことを書きます。

BBC LEARNING ENGLISH 6minute English  より

Do chimps have the same emotions as us?
チンパンジーは私たちと同じ感情を持っていますか?

今日も洗濯物を干しながら、BBC LEARNING ENGLISH。
いつもアプリで聞いていましたが、写真をここに貼りたいなと思ったらWebサイトもありました(見やすい!)。

心を打たれたのはこの写真。動物のこのような姿の写真はよく見かけますし、その度にジーンときますが、人間に最も近い動物ということで親近感がわきます。「偶然」ではなく、人間と同じような感情を持ってこのようなハグをしているのかな??

great apes  類人猿
チンパンジー、ゴリラ、オランウータンなどの大型霊長類のグループ。彼らは尻尾がなく、人間の最も近い動物の親戚。

1965年にナショナルジオグラフィック誌の表紙を飾ったチンパンジーたちは私たち人間にたくさんのことを教えてくれた・・・(という感じの)内容です。

緊張やストレスを和らげるために、抱っこしたり手を握ったり。人間と同じ感情で同じ動き。

息子が「抱っこ!」とせがむ時、人間の私は「ちょっと待って、この野菜を洗ってから」とか「この洗濯物干してからね」とか、理由をつけては後回しにしてしまいます。

でもきっと、あのチンパンジーのママなら、理由もなく、ただただ純粋にお互いの温もりを感じるために、ほんの数秒の迷いもなく抱っこするんだろうな。

ここでは人類に似た動物の感情について話題にしているので、ちょっと話はズレるけど、ライオンだって子どもを口で加えて敵や環境から守ったりするとき、「ちょっと重いからムリ」とか言わないだろうし、きりんだって「今日はお母さん忙しいから、あっち行ってて」なんて言わないよねきっと。白クマだって「ちょっと今日は暑いからくっつかないで!」なんて言わないだろうね。

息子が可哀想になってきた。

動物の世界は子育てが終わるとすぐに厳しい現実が待っているのだろうけど、(全く子育てしない動物もいるようだけど)本能からの司令は「つべこべ言わずに抱っこ」。

それにしても、いつから私は自分優先になってしまったのかな。数年経てば独りで出て行ってしまうことはわかりきっているのに。

でも仕方ない。5歳男子は重い。高齢出産ママにはきつい。これが我が家に生まれた人間の現実。息子よ、たくましく生きてください。

今朝の新聞 「オトナになった女子たちへ」益田ミリさん

毎週金曜日、楽しみにしているコーナー。クスっと笑える話であることがほとんどですが、今朝の話はせつなかった……

いつかやろうと思いつつ取り組めていないことがある。自分への手紙である。(朝日新聞 2020・10・9)

こうやってはじまり、

「明るい色の服もチャレンジしてる?」「セーターの毛玉ちゃんと取ってる?」

など将来の自分宛に書いた方がいい内容を考えながら、最後はお父さんが歳をとり運転免許の返納になかなか行かず、

自分の親に対して「もう年なんだから」と言わねばならない淋しさ。
若き日の父が、未来の自分宛に注意事項を書いてくれていたらどんなに助かったか。

と、書かれていた。

私も歳をとった父を思い、切なくなった。誰よりも強く、誰よりもお酒を飲み、誰よりもコワモテ、何があってもへこたれない。そんな父が歳をとってしまった。

貧しい時代を乗り越え、自分で会社を起こし43年。どれだけ大変だっただろう。先日、「社長の座を譲り、会長になる」という内容の外部向けのお知らせが我が家にも届いた。

それ以外にも、多趣味だった父が、体力を理由にひとつひとつやめていく。決断するのにどれだけの葛藤があっただろう。

まだまだ働くのだろうけど、ひとまずの区切り。たくさんのありがとうが言いたかったのに、電話で言えたのは一言。

「お疲れ様でしたー」

偉そうな娘。

私も将来の自分宛に手紙を書こうかな。過去の自分宛てなら書きたいことは山ほどあるけど……未来の自分にとって、役に立つだろう言葉が見つからない。

ただ聞いてみたいことが、ひとつだけ。

「夢はかないましたか?」




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