今、心に響くことばたち
先日、誕生日でした。もうすっかり中年ですが、精神的には26歳のままです。(笑)
数年前からFacebookで誕生日を公開したところ、当日にメッセージをもらえるようになりました。以前はそれさえもなんだか避けていた感じで、世の中との接点を面倒に思ってしまうことがありました。ギスギスして、トゲトゲして、若かったなぁ。
特別なことは何もない一日、でもそれが大切な一日であることを思い出させてくれる日。家族よりも早く、「おめでとう」のことばをもらえて、素直に喜べる気持ち。そんなところでまた、自分の心の余裕さ加減を測っている、40代半ばを過ぎた自分です。
そんな嬉しいメッセージの数々の中で、こんなコトバをいただきました。
色彩感覚が好き
着眼点や感じ方が好き
しかも、言ってくださった方々はそれぞれご自分の分野で、私にはまだまだ手の届かないほど高いところで活躍されている方々。
本当に嬉しいです。なぜ、これらの言葉が今の自分に響いたのか。よくよく考えてみると、今自分が取り組んでいることの中でも、難しいな、逃げたいな、と思っている部分。まさに戦っている分野のことだったから。と気づきました。
この言葉で今年、いや数年はがんばれそうです。
もちろんこの言葉以外にも、心に留めておきたいたくさんの嬉しいメッセージをいただきました。本当に、ありがとうございます!
良い言葉は、やはり声に出さないと。相手に伝えないと。と強く実感しました。
そして、数年前から自分の誕生日に必ずしていること。それは母へ感謝の気持ちを伝えることです。
以前もどこかのブログかサイトで書きましたが、子供を産んでから、「誕生日」って自分が祝ってもらうよりも、その日に一番大変な思いをした「母」を祝うべきなのでは・・・と気づいたのです。といっても、子供に自分のことを気にかけて欲しいとは思いません。こういうことに気づけたのも自分が歳をとったからなんだなと思います。
数年前このことに気付いて、母に電話をしようとした時は、ものすごく緊張して大きな大きな勇気が必要だったことを覚えています。どんなふうに話を切り出そうか、恥ずかしい気持ちもあって、いざ、実際に電話をして伝えるまではかなりの時間がかかりました。
そして、それからさらに歳を重ねた今年、すんなりなんの抵抗もなく伝えられました。
「46年間も生きてこられたよ。丈夫な体に生んでくれて、ありがとう。」
感謝の気持ちと、相手の良いなと思ったところを言葉にして伝えること。
どんなプレゼントよりも、目に見えない、こんな大切なことに気づかせてくれた言葉、それを私に届けてくれた家族、身近な人たち、友人たちに感謝です。
ありがとう!!
タイトル画像(イラスト)について
「日本の怪魚」と呼ばれている「イトウ」です。いつも息子と行く淡水魚水族館(アクア・トト)にいるのですが、真っ青な水槽に大きな白い体で優雅に泳ぐその魚を見た時は、なんだか異様な印象を受けました。おそらく、その水槽のブルーとイトウの白のコントラストがあまりに不自然(綺麗すぎて)なので、そう感じたのだと思います。
自然の川で泳いでいる姿をイメージして描きました。本当はもっと真っ白なのかな・・・。知っている人が見ると、これこそ不自然かも。
これまで捕獲された最大のサイズは2.1mで、ヒグマを飲み込んだ伝説まであるそうです。息子の影響とはいえ、魚って本当に不思議で面白い。