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アウトドアヨガ祭り2022の感想


今年も、アウトドアヨガ祭りの開催に関わらせていただくことができました。

2011年10月から始まったこのヨガイベントは、今年で、、、たぶん13回目になりました。
ここまで、屋外だけのヨガイベントであることにこだわりを持って運営してきたからこそ、降雨、台風、荒天、低温などに見舞われることを、「自然の戯れ」「新たな挑戦」「乗り越えるべき課題」なんていう受け止め方の処理が巧みになりながらも、冷や汗かきつつ、それでも欠かすことなく毎年開催してこれたのは、完全ボランティアである運営(実行委員)メンバーの剛毛であろう毛の生えた肝玉と心臓のお陰と思っています。

2020年10月、世界がコロナ一色に染まった中でも、開催を諦めることはありませんでした。逆に、「ヨガ祭りは今こそ必要だ!」と、何のエビデンスもない掛け声に集い、それでも不安で、それでも恐々として、でもたった一人でも本当に数人でも、この場を待ち望んで、喜んでくれる人がいることを信じて、手探りで開催しました。
コロナという波に揉まれながらも、2021年には気球とヨガが一体となる景色に「夜明け」を感じたのを今も思い出します。
そして今年、屋外マスク不要、世界中で多くの国で終息、日本の現状に困惑することもあるものの、イベント開催への自粛緩和ムードもあり開催に至りました。

ことしは、2か所を開催地として、はちけんや浜と中之島公園での開催をチャンレンジしてみました。
はちけんや浜での景色は、ヨガイベントというよりは、日向ぼっこに人が集い、ついつい気持ちいいからヨガしちゃった。。っていうような、やさしい雰囲気が特に感じられるものになったように感じました。

イベントの新しい取り組み

今年のヨガ祭りでは新しい取り組みが2つありました。

街とのつながり「はぐくみマルシェ」とのイベント併設

アウトドアヨガ祭りというイベント名称には「祭り」が付いています。FESでも、大会でもありません。祭りには、人の生活における「ハレ」という意味合いがあります。日本の風習では、日常を「ケ」、祝い事や神様への感謝の日を「ハレ」として、晴れの日にはお餅を食べたり、踊ったり、お酒を飲んだりして喜びを共にしてきました。
祭りにはそうした、「今日はみんなでお祝いしましょう」「ともに互いを労い、感謝して、今日を喜びましょう」という笑顔の集いがイメージできます。
そして、集う場が中心となり、その地域の方々が顔を合わせ、祭りを準備しながら、コミュニケーションをとり、関係を深めるという社会交流の場でもあったと思うのです。
アウトドアヨガ祭りは、そうしたイメージは抱いているものの、実際に地域の方との交流が生まれているかというと、そうではありませんでした。強く感じていた課題でもありました。
そんな中、子供たちとその親と自然で遊ぶ「もりまちっこ」という活動をきっかけに、京阪シティモールにある助産師の方々が運営するUmeカフェさん、そして川の駅はちけんやを運営する大阪水上バスの方々と新しい取り組みとしての「地域の子育て世代の親を支援する」マルシェを開催する運びになり、アウトドアヨガ祭り内にそのマルシェを併設いただくことになりました。

地域の子育て情報掲示板
子育てをテーマにしたマルシェ

そして、アースヴィレッジというヨガ祭りがこれまで大切にしてきたマーケットエリアもはぐくみマルシェと併設することで、華やかな場づくりとなったと思います。

もう一つの取り組み、インストラクターの完全公募システム

これまで、ビギナーインストラクターの募集、スタッフであるクルーの募集は公開で行ってきましたが、ヨガクラスに関してはこれまでの実績や実行委員会との繋がりなどから、お声をかけて出演いただくようなイベントのつくり方をしてきました。
それはそれで、安定したクラス運営や集客見込みが立つのですが、
今年は、「アウトドアヨガ祭り」という場の魅力を率直に表現していただけるように中之島公園でのヨガクラスは全て完全公募としました。
公募条件はかなり厳しいものでした。
しかし、本当に多くのインストラクターの方が「やりたい!」と手を挙げてくださいました。これまで出演くださっている方もいる一方、まったくの初対面の方も混ざり、新しい風を感じました。その応募時のメッセージには、それはそれは熱い想いがあって、この場をもっと大切に、もっと価値あるものにしていかなければいけないなと強く思えるようになりました。


アウトドアヨガ祭りはこれからも続けていきたいと思っています。
そして私はこのイベントが私自身を成長させてくれるものとも思っています。年齢を重ね、一人で判断することも多く、また一人で何でもできるという過信や慢心する気持ちも高くなってきている今、こうして多くの仲間と呼べる方々と出会えること、そして気持ちを一つにして形を作り上げていく作業は、私の老化防止対策には欠かせないものと思っています。

今年は、インストラクターでありながら、実行委員に徹っし、クラスを枠を放棄してでも裏方作業に奮闘くださった方もいました。
私は、どうしてもここでクラスをすることが「幸せ」であるため、その判断には至りませんでしたが、来年からは、もっともっとここで新しい自信をつけられる人たちを応援するような働きができるようになりたいと思っています。

改めて、アウトドアヨガ祭り2022が開催できたこと、
こうしてご参加いただけた多くの皆さま
場を気持ちよく提供くださった、大阪市、大阪府、はちけんや浜の皆様
運営を支えてくれた実行委員のメンバー
そして、その家族。
ほんとうにありがとうございました。
また来年。

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生活とヨガと夢(生活ヨガ研究所のブログ)
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