ファスティングは効果なし?その原因と解決法【日本生活環境支援協会】
一定期間断食を行うファスティング。もとは宗教的な儀式として行われてきましたが、最近ではダイエット目的で始める人も多くなっています。ファスティングは体重が落ちやすいと言われる一方、「効果がない」という声もよく聞こえます。効果が得られない原因は何なのでしょうか。
正しいやり方ではない
ファスティングにはさまざまな方法がありますが、どれも間違ったやり方をしていると十分な効果を得ることができません。たとえば朝食をスムージーや酵素ドリンクにして、昼食と夕食は普通に食べるといった方法は、置き換えダイエットと呼ばれます。
断食をしている間は固形物を摂取することはないので、ファスティングの効果は得られません。
逆に何も食べず水だけ飲む方法も間違いです。絶食すると栄養不足になったり血糖値が下がったりと、体調を崩す可能性があるのです。そうするとファスティングを続けることができなくなり、効果がなかったと感じるようになるのです。
リバウンドしやすい
断食後の体は飢餓状態になっているため、摂取した栄養の吸収率が上がると言われています。そのため、カロリーはすぐに体脂肪へと変換されてしまいます。
また、血糖値が下がったまま暴食してしまうと、血糖値の急激な上昇と下降を引き起こし、肥満のリスクが高まってしまうのです。
結果としてリバウンドしてしまうことが多くなり、ファスティングの意味がなかったと思われる一因になっています。
十分な効果を得るためには
間違ったやり方によりファスティングに失敗してしまうケースはよくあります。ではどのようにすれば十分な効果を得ることができるのでしょうか。
準備期と回復期の過ごし方
ファスティングには断食をする日の前後の過ごし方が重要になってきます。高たんぱく、高脂質なものは避け、お粥やうどんなど消化に良いものを食べましょう。
準備期に消化器官に負担をかけないようにすることで体調が崩れるのを防ぎ、回復期にゆっくりと食事を元に戻すことでリバウンドを防ぎます。
栄養をしっかり摂る
断食中は水だけでなく、酵素ドリンクやスムージーなどで最低限の栄養素を補いましょう。体調不良にならないほか、空腹感も感じにくくなるため、ファスティングを成功させやすいです。
まとめ
ダイエットやデトックス効果のあるファスティングですが、間違ったやり方をすれば逆効果になってしまいます。事前の準備や断食後の過ごし方に注意し、無理なく健康的なファスティングを行いましょう!
日本生活環境支援協会にはダイエットアドバイザーの資格があります。こちらの公式サイトから確認できるので、チェックしてみてくださいね。