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目には見えない心の傷を「手当て」する。
皆さん、こんにちは。
今日も読んでいただきありがとうございます^^
【言葉で心をつむぐ旅人】mariです。
「手当て」と聞くと、転んでけがをした時などに、その処置をしてもらうというイメージがあります。
大人になると、転ぶことはめったにないのですが(たまに転ぶけど)
子供時代は膝小僧にはすり傷だらけ。
そのたびに、家族や先生に手当してもらっていたのをよく覚えています。
「手当て」の本当の効果
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「手当てをする」というのは、まさしく「手を当てる」という行為。
ケガをしたときなんかは、絆創膏を貼った上からそっと手を当ててもらうことで、手の体温が伝わってきて気持ちまで安らいでいくもの。
子供の頃は、日常生活でも身近な大人に頭や肩、背中を優しく触れられることが多く、その大きな手の体温に、安心するのを感じていました。
ケガの処置だけでなく、相手のことを慈しむ気持ちをもって、そっと体に触れること。
それによって、安心感や安らぎが生まれること。
「手当て」という行為には、そういった効果もあるのではないでしょうか。
大人になってしまったら
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子供の頃というのは、とにかくケガが多かったし(私だけ?)
家族と何気ないスキンシップをとる機会もたくさんありました。
しかし成長するにつれて、自分以外の他者に体を触れられるという機会は、日常生活ではほとんどなくなっていきます。
(日本ではハグの文化も浸透していないしね)
日本で体に触れるというと、なんだか性的なことを連想されがちですが、親しい人たち、信頼できる人たちとの、あたたかい心のこもった体の触れ合いというのは、不安やストレスを緩和してくれる効果が証明されています。
大人になって、体のケガは減ったかもしれないけれど、目には見えない心の部分は、毎日毎時間、なんらかのストレスを感じて傷ついているもの。
「いちいち取り上げるようなこともない小さなできごと」として、簡単に処理してしまいがちですが、実はけっこうちゃんと傷ついていて、なんだかんだ引きずってしまっている、なんてことはありませんか?
そんな大小さまざまなささくれを、私たち大人だって、心にたくさん抱えて生きているはずなのです。
そんなすり傷だらけの心に、そっと手を当てて慈しみの気持ちを送る。
心の傷は見えないけれど、相手の幸せを願って、暖かい体温で包み込む。
そんな瞬間があると、私たちはもっと安心の気持ちをもって、日常を過ごしていけるのかもしれません。
生き物としての体の記憶
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どんなに高度な文明に生きていても、人間も生物であることには変わりありません。
体温をもって生まれた生き物として、脳が学んだ記憶よりも、体が記憶していることというのは、はるかに直接的に作用するのではないでしょうか。
生まれた瞬間から、身近な大人に抱かれ、自分以外の他者のつくった、安心の中に包まれていたときの体の記憶。
それは頭の記憶としては残っていなくても、ちゃんと生き物としての感覚に残っていて、きっかけがあればすぐにその効果を思い出せるはずです。
揺らぎがあるのが人生だからこそ、日々それを癒していく必要がある。
だからこそ、体の記憶に働きかけるというのは、効果的な方法なのではないかなと思います。
家族や親しい仲間とハグをし合うのはもちろんのこと、ちょっとしたすきま時間に、自分の体にそっと触れてみる。
自分の手の体温を、自分の体と心に伝えてみる。
そんな自分で自分を慈しむ「手当て」も、すてきですよね😊
新生活が始まって、揺らぎが多い時期だからこそ、自分の体も心もいたわっていけたらなと思っています🌸
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mari【言葉をつむぐ人】
▶36歳、3児の母
▶13年間の教員生活ののち、自分らしい人生を求めてフリーランスに転向
▶現在はライター、モデル、ソウルフル数秘術®プラクティショナーとして多方面に活躍
▶幼少期から生きづらさを感じていたことをきっかけに、心について学び、深く考察する日々を重ねる
▶好きな場所は水族館。好きな魚はアマゾンの古代淡水魚「ピラルク」