はじめまして。谷桜成香(やざくら せいか)と申します。
アラフォーの独身女性で、もともと長年会社勤めをしていました。
今は心身の健康に関係する専門職に就きながら、はたらく独身女性たち一人ひとりのウェルネスライフ実現に向けて情報を発信しています。
今回は自己紹介を兼ねて、なぜnoteをスタートしたのか?
というお話をしようと思います。
そもそもなぜこのタイミングなのか?というと、今になって、やっと人生の舵取りが上手にできるようになってきたな、と感じているからです。
アラフォーになって今さらやっと?と思われる人もいるかもしれませんが、そうなんです。これまで人生の舵取りは上手ではありませんでしたし、器用にこなせるような人間ではありませんでした。
会社員時代の私は、不安と不満に押しつぶされそうになっていて「どうしたら心から幸せだと思える人間になれるんだろう?」と、いつももがいていたように思います。
しかも、ジタバタともがいていた時期がだいぶ長かったんです。沈みそうな自分を何とか浮上させようと、毎日とにかく必死でした。
しかも弱みを見せることができず「余裕ですがなにか?」という涼しい顔で取り繕って、外では強い私を演じる必要がありました。
まるで重い鎧を纏っているように振舞うので、もちろん「私らしさ」を思う存分自己表現できるわけもなく、余計に苦しくなっていたと思います。
幸せの在り処を探していた私は、何か外側の世界にちゃんとした答えがあるのではないか?と信じ続けていました。(あるいは、信じようと頑なだったのかも…。)
この資格を持てば。この仕事をちゃんとやり遂げれば。あの国に行けるくらいの収入を得れば。もっと頑張って成長すれば。この人とお近づきになれば。結婚を約束する恋人ができれば。親友ができれば。これを成功させれば。多くの友人に囲まれれば。このブレスレットを身に着ければ。あのバッグを持てば。このコミュニティに入れば。この講座を受講すれば。
きっときっと幸せを心の底から感じられる自分になるに違いない!
こうしてもがいている間に幸せを感じる瞬間は勿論ありました。でも、その感覚はすぐに消えていき、また心配や憤りが湧いてくるんです。何かが違う…と、いつも違和感を抱いていました。
この頃は、思い通りの人生にならないことに歯痒くて、とにかく不機嫌だった気がします。仕事もどんどん忙しくなっていき、身も心も余裕がない状態でした。
自分の人生でうまくいかないことがあると、誰かや起こった出来事を激しく非難していました。いろんなことが気に入りませんでした。混みあった電車の中ではいつもイライラしていましたし、職場の人たちに対して不満を抱いては息巻いていました。
あれでもない、これでもない。「答え」をずっと探し回ってヘトヘトに疲れ切っていました。そんなある日、ついに音を上げました。
もう無理!しんどい!疲れた!!!
そして、ふと、立ち止まってもう一度考えてみたんです。
私が本当に欲しいのは、何なんだろう?
どうして“幸せ”が欲しいんだっけ?
「あ・・・そうか」
私が本当に欲しかったものの正体が、静かな胸に語り掛けて来ました。
ああ、これが欲しかったのだ!と気がついたときの安堵感といったらなかったです。
やっと自分のホームベースに戻って来た私は、本当は心のどこかで答えの在り処を知っていたようにも思います。
そっか。そうなんだ。だったら、どうしたらいいか見つけ出せそうだ。
何が欲しかったのかわからったら早かった。
どうしたらいいのか、導かれるように必要なアイテムがどんどん揃っていきました。
「灯台下暗し」とはよく言ったもので、必要な関連書籍や情報がすでに手元にあるものだったりして、本当は何を取り入れればいいかわかっていたのだな、と気がつくような出来事がたくさんありました。
そして、やっと落ち着いてきたころ、じわじわと湧いてきた感情があります。
ああ…私、今本当に幸せだなあ。ありがたいな。
なんだか驚いてしまいました。
気が付いたら、あんなに切望していた「心から幸せだと思える人間」になっている自分に気づいたんです。あの頃、足りないものを手に入れなければ、ここには至れないと思っていたのに。
私が発見したのは、自分が欲しかったのは幸せだけでなく、ある感覚でした。
(これはまた別の機会にお話ししたいと思います。)
そして、この感覚が得られるようになるまで取り組んでみたことは、働きながらでも十分できる簡単なものばかりでした。
だいぶ気持ちが整理され、心も身体も楽になったとき。ふと、同じようなことで悩みを抱えている女性は結構いるのかもしれないな…と思ったんです。
この経験と得て来た知識は、誰かの役に立つのかもしれない。だったらブログに書いていこう!ということで、このnote執筆にたどり着いたというわけです。
私はだいぶ遠回りをしてきた人間かもしれません。ただ、その日々がとても愛おしく、そして、確かに私には必要であったのだと胸を張って言える今があります。
人間ですから、心にさざ波が立つこともあるけれど、あの頃よりもずっとずっと幸福感に包まれ、感謝が湧き出てくる感覚を味わう時間が長くなりました。周りに優しくなった自分に気づき、今の自分が好きだなと思えるようにもなりました。
人生というのは、自己発見の旅です。
あなたも、まわりも、まだ知らないあなたがいます。
自分の持っている可能性を信じること。
自分を知っていくこと。
日頃自分に語り掛ける言葉に気を遣うこと。
自分を大切に扱ってあげること。
こうした簡単そうで難しいことについて、こうやってみたよ、試してみて、というお話を少しずつ紡いでいきたいと思っています。
お上手に言葉を並べるのではなく、自分なりの言葉で魂を乗せて語っていけたらいいな。
人生という自己発見の旅をする仲間たちと繋がれたら嬉しいです。
これからよろしくお願いいたします。