高齢者の機能を定期測定するツール③
回復期リハビリテーションや通所リハビリテーションで従事した後、自費リハビリ施設での勤務や介護施設のリハビリ体制構築をお手伝いしている私が、高齢者の機能を定期測定するツールについてお伝えします☆
高齢者の定期測定に関する記事をまずはご確認ください!
ここまでの記事では高齢者の機能の分類についてと分類の中でも身体機能に関するツールをお伝えしてきました。
今回は認知機能についてご説明してみますね。
認知機能の低下は身体機能がある程度維持されていても介護負担を増加させ、本人もよくわからないうちにすごく介護が必要な状態になってしまう非常に注意しないといけない症状です。
特に認知症は日本人の80歳代前半で15%の方が発症し、90歳以上となると30%以上の高齢者が罹患する疾患です。
最近ではMCI(軽度認知障害)という概念も広がり、認知症の一歩手前でしっかり予防の取り組みを行いましょうという考え方も出てきています。
このように認知機能にはごく軽度の症状のものと、重度な認知機能の低下をきたしている状態があり、その状態を両方とも測定できるおすすめできるツールは私は知りません。
そのため、次回は
・軽度の認知機能の低下をチェックするツール
・重度の認知機能の低下をチェックするツール
の2つに分けてご紹介してみますね☆
あくまで介護施設や自宅の介護者が簡便にチェックするツールだと思っていただければと思います。
専門家はより詳細なツールがありますので、そちらを活用ください!
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