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エッセイ

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心の向くままにエッセイを書いていきます。
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2022年3月の記事一覧

名店紹介 「スナック凛」

 仕事を終えて帰路につき、つい寄りたくなる場所があります。  夜の街に数多の店はあれど、…

渡邊惺仁
2年前
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白紙を前にすると思考が止まる話

 何か書こうとして、目の前に白紙があると、ちょっとどうしていいかわからなくなります。今ふ…

渡邊惺仁
2年前
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「カチッサー効果」の応用/実践心理学

 「カチッサー効果」とは、ある働きかけによって、深く考えずに行動を起こしてしまう心理現象…

渡邊惺仁
2年前
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noteの書き方

 捻りのないタイトルから捻りのない話をサラッと流して参ります。  事の発端は「皆どうやっ…

渡邊惺仁
2年前
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【結果発表ォ〜!!】 「第1回note-M1(真顔で文字を書いて笑わせる1)グランプリ」

 大変長らくお待たせ致しました。  note史上(おそらく)初の、名前も顔も知らない二人によ…

渡邊惺仁
2年前
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「ラ」の音のクオリア 【哲学入門】

 まだ私が医者になる前のことです。  結果としては『誤診』でしたが、私には過去ある疾患の…

渡邊惺仁
2年前
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「クオリア」とは何か/『言語的キュビズム』の試み

 貴方の見ている空は、私の見ている空と違う色をしているかもしれません。これは原理的に確かめようのない命題であって、根底には「クオリア」の問題が潜んでいます。そしてクオリアは「意識と脳の問題の本質」といわれています。  クオリアとは「主観的経験を伴う質感」のことです。  例えば黄色いチューリップをみたときの「黄色い」という質感をクオリアといいます。習字のときの墨汁をみたときの「黒い」という質感もクオリアです。  「●」これが、「黒のクオリア」です。  何を当たり前なことを、

ちょっとした虫ならファブリーズで戦う

 一寸の虫にも五分の魂といいますように、虫も生きています。私は無益な殺生を好みませんし、…

渡邊惺仁
2年前
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蓼食う虫も好き好き

 3月で仕事を辞めるとのこと。  彼は皆の「嫌われ者」でした。  研修医の頃に大変お世話に…

渡邊惺仁
2年前
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萌芽の季節

 ついに芽吹きました。  ひとつ、ふたつと数えるうちに、シシガミ様の足下くらいの勢いで、…

渡邊惺仁
3年前
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「おいしくなぁれ」は美味しくなるのか/考察

 某喫茶店でオムライスなどを注文すると、ケチャップアートに加えて魔法をかけてくれるらしい…

渡邊惺仁
3年前
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言葉にならない/『言語的キュビズム』のための習作

 高校1年の秋頃だったでしょうか。国語担当のE先生が授業中の雑談でぽつりと言いました。 「…

渡邊惺仁
3年前
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風呂は命の洗濯よ。

 深夜に書いています。今、風呂上がりです。  緩まった身体に頭もぼんやり溶けて、心地良い…

渡邊惺仁
3年前
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「反省」とは何か/タモリ哲学

 同じ過ちを繰り返すのは人間の性でしょうか。  スケールを広げれば歴史上の過ちの繰り返し、狭めれば同じ失敗を繰り返す人。それがプログラムならデバッグしようとなりますが、人はどうすればいいのか。  「あいつは反省しない」  ネガティブな言葉ですね。よく聞くようなフレーズでもあります。    一方で、私の敬愛するコメディアン「タモリさん」が2021年12月28日に「徹子の部屋」に出演したときの言葉を振り返ってみましょう。「同一司会者による生放送音楽番組の最長放送」や「生放送単独