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ジャンピン ジャック フラッシュ 《詩》

「ジャンピン ジャック フラッシュ」

流星が繋いだ影と月 

風は今でも吹いている

意味の無い
光景が目の前を通り過ぎる

幾つも幾つも

折り重なる様に終わりなく


夜の闇に突き刺さった

高層ビルが僕を見下ろし

稲妻に撃たれた夜を
想像し雲を呼んだ

彼女は ただ電話しただけだよ

声が聞きたかったから 

そう答えた


正しい生き方なんて知らない

正しい死に方も 

何処かに忘れた綺麗な石

輝きを映し出していた純粋な瞳


ウォッカ トニックと
ジャンピン ジャック フラッシュ


大丈夫だよ 

むしろカッコイイだろう 

そう言って僕は笑って見せた


影と月 風と流星 稲妻と闇


ただ 

君が辛い夢を見ない様にと

それだけを願った

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