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星摘み 《詩》

「星摘み」

さよならを沈めた 
ありがとうの言葉

時の流れの先に 

咲く事のない花が揺れている

結べない糸を後ろ手に隠して

音もない夜に輝く一等星

手を伸ばす真夜中

星はあんなに遠く 
夜はこんなにも長い

街灯の明かり 

踏めない影だけを連れて歩く

舞い散る無言が此の街を包み
独り行き先を影に尋ねる 

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