夢模様 《詩》
「夢模様」
君の体温を探した
冷たいベッド
窓を叩いたのは乾いた風
鏡の中に見た夢模様
僕だけに見えていた景色
降り止まない黒い星は
表情の無い輪郭の調べ
空を切った腕に静かに
朝が降りてくる
重なり合う霧 奪う色彩
欠落した感性の有り余る余白に
禁じられた羽根
滲み出る残像
またひとつ詩を書き残す
僕が僕であるために
Photo : Seiji Arita
「夢模様」
君の体温を探した
冷たいベッド
窓を叩いたのは乾いた風
鏡の中に見た夢模様
僕だけに見えていた景色
降り止まない黒い星は
表情の無い輪郭の調べ
空を切った腕に静かに
朝が降りてくる
重なり合う霧 奪う色彩
欠落した感性の有り余る余白に
禁じられた羽根
滲み出る残像
またひとつ詩を書き残す
僕が僕であるために
Photo : Seiji Arita