チバユウスケ 《詩》
「チバユウスケ」
ねぇ聞かせてよ 其処の世界の音
ねぇ教えてよ 空で花を見たか
僕は読みかけの小説を閉じて
煙草に火を付ける
また空が落ちてくる
憧れの森の中
歩いてるけど目は閉じたまま
現実と言うその深い海に似た
無限の森が僕を包み込む
赤みのかかった 月が昇る時
それで最後だと僕は聞かされる
真実は突然 空から降って来る
ロックンロールみたいに
嘘ばかりをつき続ける孤独
息絶えてもまだ
消さずに見る空 未来
冷めたスープをかきまわしても
魔法は起こらない
R.I.P