brightway(ブライトウェイ)というブランド名を決めるにあたって大切にしたこと
brightwayディレクターの上田誠一郎です。
今日はbrightway(ブライトウェイ)の名前の由来について、また聞かれることの多いブランド名についてお話します。
①名前に想いと願いを込める
ブランド名を考える前に、最も考えたのは
「なぜそのブランドを作りたいのか」
「そのブランドを通じて何をしたいのか」
でした。
brightway(ブライトウェイ)という名前には
『私たちの靴づくりに関わる全ての人が、ものづくりを通じて豊かな人生(brightway)を歩めるように』
そんな願いが込められています。
brightwayには
bright(輝く・素敵な)
way(道・方法)
という2つの意味があり、それぞれの想いを込めた造語です。
■想い
私たちは靴というプロダクトを作っています。brightwayには作る人・使う人、それぞれ歩む道が輝く未来であってほしいという願いが込められています。
使い手であるお客様に喜んでいただく商品を作ることは私たちの最重要事項でありますが、同時に作る生産者側もその商品を作ることで喜びを得られる、心が豊かになれるようなものづくりを目指したいという想いがあります。
華やかに見えるファッション業界ですが、日本国内の製造現場は常に低コスト、低賃金を求められ事業の継続が厳しいところ、技術の継承や技術者の育成どころではないのが残念ですが現実です。
ファッション業界の表側(売場)と裏側(製造現場)の両方を見てきた自分だからこそできることがあるはず。
それは自分たちの想いや哲学をしっかり発信していくこと。作り手の素晴らしさ・魅力を伝え日本の靴づくりに関わる人々の地位を向上させること。自己満足ではなく相手に伝わるように発信していくことだと感じています。
その想いの先にbrightwayという名前が生まれました。
②ブランドは名前の通りに育っていく
ブランド名の決め方は人それぞれでいろんな決め方があっていいと思いますが、私が感じたのは名前を決めるというのはとても尊く、大切だということです。
私自身、最近子どもが生まれました。
子どもの名前を付けるとき「この子にはこんな風に育ってほしい」と願いを込めて名前を付けました。
それと同じように自分のブランドはいわば自分の子どものようなものです。どんなことがあってもこのブランドを守り、育て、社会に羽ばたかせていく。そう考えると適当な名前を付けることはできないし、そのブランドへの想い入れも変わってくると思います。
ブランド名は簡単にパパッと決まるケースもあれば、悩みに悩みぬいてある時ひらめくケースもあります。私自身は後者の方でした。
~閃いた瞬間~
悩みに悩み3日ほど寝れない状態が続いたある日、チームに入って下さってるグラフィックデザイナーの自転車がlightwayという自転車でそれを見た瞬間
『brihtwayだ!!』とひらめきました。
もともと輝く未来を歩んでほしいという願いがあり、輝くや明るいという言葉を入れることは考えていましたが、シックリ来る名前が思い浮かびませんでした。
恐らくブランド名や何かを真剣に考えた時、これまでの日常の景色が違って見えてきます。
そこで感じたこと、出てきたアイディアが後にすごく重要になることもあると思います。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
③誰でも読める・発音できる名前にする
これは数々の日本ブランドを世界に広めてきたファッション業界の方のお話を聞き、とても大切にしたことです。
brighwayは英語で絶対に発音できるし、brightway以外に他の読み方がありません。そして英語であるということも意識しました。
かっこいい名前やオシャレな響きの名前もありますが、ブランド名として読めない、認識していただかなければ名前の意味がないと思います。
これは子どもの名前を付けるときにも大切にしました。
誰でも読めて、唯一の発音しかない名前
日本語の名前を付けるのも良いと思いますが、私たちのブランドとしての雰囲気やデザインからして和風のテイストは違うなと想い除外しました。
オシャレだけど何て発音するのか読めない、そんなブランド名は意外と多いのではないでしょうか。
名前は想いを込めながらも誰でも読める名前にすることを大切にしました。
④商標が取得可能か
これが意外に見落とされてるケースですが、ブランド名の商標登録はとても重要です。特にこれから世界で出ていくにあたって日本国内でまず商標が取れていないとあらゆるトラブルに巻き込まれる可能性があります。
調べ方は簡単でJplatpatという特許庁のWebサイトから自分のブランドのカテゴリーで入力をするとブランド名の商標がすでに取得されていないか調べることが可能です。
ぜひブランド名を思いついたらこちらで先に調べていただくのもお勧めです。
自分たちの商品やサービスがどの区分かを調べて、区分別にチェックもできるのでぜひご参考にしてください。
ぜひbrightwayの名前に込めた思い・ストーリーを読んでいいなと思ってくださった方はぜひサイトもご覧いただけたら嬉しいです。
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