#4 「DXの本質」 顧客との関係性の変化
顧客の行動が大きく変わり、情報の非対称性が逆転し、ユーザーイノベーションが起きている。
企業は顧客との関係性も見直さなければならない。
顧客ニーズに耳を傾け、顧客を深く理解し、顧客とともに創り、顧客とともに売り、顧客とともに成長するという意識が必要になってくるだろう。
さらに、新型コロナウイルスのパンデミックは顧客との関係を大きく変えた。
顧客の購買行動はデジタル化し、顧客接点が減った。
商品やサービスの情報収集から購買に至るまで、デジタル空間だけで完結することも少なくない。
顧客の目的意識は高くなり、本当に必要なものしか購買しなくなっている。
そのため、顧客へのタッチポイント(顧客との接点)の創出と顧客の深い理解を行い、さらには顧客への新しい体験価値を提供するような商品やサービスを提供していかなければならない…。
デジタルテクノロジーを活用して、タッチポイントを創出し、顧客の深い理解を実現する必要が出てきた。
企業として店舗での顧客と対話が減ってきているのである。
新型コロナウイルスのパンデミックはそれ推し進めた…。
神がデジタルの進化の加速をもどかしく思い、そのテクノロジーの導入を加速させるかのように、新型コロナウイルスのパンデミックを起こしたのかもしれない…。
そんな訳ないか…(笑)
なんにせよ、もの言わぬ顧客の行動を的確に捉え、その行動の裏にあるニーズを読み取らなければならない。
そして、マスで顧客を創出するのではなく、LTV(CLV)といった顧客の生涯価値を重要視する必要性が出てきている。