山口 成一

株式会社Mt.SQUAREのCSO。大手シンクタンク・コンサル会社を経て、Mt.SQU…

山口 成一

株式会社Mt.SQUAREのCSO。大手シンクタンク・コンサル会社を経て、Mt.SQUARE創業から参画。外食のDX等をはじめ数々のDX案件を手掛ける。湧き出る思いを綴ります。現在は、「DXの本質」シリーズを更新しています。Web:https://mt-square.co.jp

マガジン

  • GO! DX プロジェクト

    DXの本質シリーズに続く第二弾!「GO! DX プロジェクト」

  • DXの本質

    全15回 DXの本質について毎日更新していきます。

  • ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと

    ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないことについて色々なお話を書いていきます。

最近の記事

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『なぜイノベーションは起こらないのか?』

多くの企業がイノベーションを模索しているにもかかわらず、そのほとんどが画期的なイノベーションを起こせていない これは非常に残念なことだ このイノベーションが生み出せない要因がいくつかある 今回はその要因について考えていきたい ・旧態依然とした意思決定 新しいアイデアやイノベーションの芽が芽吹いたとしても旧態依然のプロセスや意思決定の遅さ、意思決定する人々の旧態依然とした思考力がイノベーションの創出を阻む この意思決定をする人が思考停止していたりするとイノベーションは

    • Srushの紹介

      「データ統一クラウド」「Srush」というツールを紹介します Srushが掲げる「データを誰にとっても身近なものにする」というビジョンが好きです 以下、Srushのホームページからのメッセージ分を引用します 『経済産業省が公開した「DXレポート」によると、老朽化・複雑化した既存のシステムを2025年までに刷新しなければ、 年間で最大12兆円の経済損失が生じると予測されています。 この「2025年の崖」が迫りデータ管理の緊急性が⾼まる⼀⽅で、日本はデジタル人材が諸外国の企

      • コンサルで一番差が出る論点の導出

        コンサルティングにおいて、結果として差が出るのが、一番最初の論点の導出です そもそも、この論点が間違っていれば、結果も良い結果が出ません 論点とは「解くべき問題(課題)のこと」(この解くべき問題を定義するプロセスが論点思考:内田和成氏著「論点思考」より) しかし、この論点導出の精度については、コンサルタントの個々の能力や経験によってかなりブレます 大手のコンサルティングファームのコンサルタントであったとしても、この部分はブレると思います しかし、コンサルに高いお金を払って

        • 2024年仕事初め

          2024年1月4日、本日が仕事初めです さて、久々の投稿になります 元旦から悲惨な出来事が立て続けにありました 想定外の出来事にも、対応していく力をつけていかないといけないなあと、つくづく感じます これからの社会環境は、より不確実性が高まり、何が起こるかわからない世の中だと感じています そんな中でも、変化やさまざまな出来事に対して、柔軟に対応できるようなレジリエス力が必要だと考えさせれらる仕事初めでした 環境の変化や起こった出来事を素早く 「感知」して、「捕捉」し

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          ユーティリティ・トークン

          ユーティリティ・トークンとしてのNFTのあり方を考えてみます。 まず、ユーティリティとは? 「ユーティリティ」とは、「役に立つ」「有益なもの」といった英語の表現です。 NFTにユーティリティを持たせるということは、NFTの保有者に、実世界での所有権や報酬などと連動した特典などを提供することで、NFTのコンセプトを拡大します。 NFTを単なるコレクティブルなもので終わらせるのではなく、イベントのチケットとして機能したり、施設への訪問、NFT保有者にコミュニティの長期メンバ

          ユーティリティ・トークン

          web3とは証明のテクノロジーであり、証明のイノベーションである

          web3とは証明のテクノロジーであり、証明のイノベーションであるweb3とはなんでしょうか? NFTや暗号資産でもうける? web3の定義というと、「ブロックチェーンの技術を活用したアプリケーション」等が、一番ポピュラーな定義かと思います。 これはこれで、正しいと思いますし、異論もありません。 ただ、もう少し踏み込むと、web3は、証明のテクノロジーであり、証明のイノベーションだと思っています。 今まで、価値という曖昧なものだったり、属人的なものだったり、するものをブロ

          web3とは証明のテクノロジーであり、証明のイノベーションである

          企業向けweb3サービス「JOREN」とは?

          JOREN(読み方:じょうれん)は”JOin the Re-built EN”というフレーズから作られた造語です。2020年初頭に世界的に流行が始まったCOVID-19によってつながりが切れてしまった縁、また全てをつなげてひとつの輪にするという意味での円、また新たな経済圏を作るという意味での円など、さまざまなENを再構築し、そこへ参加していくという意味が込められています。 もちろん、常連さんを作るということの「常連」としての意味も込めています。 「JOREN」は、web3の

          企業向けweb3サービス「JOREN」とは?

          DXを進めたいけれど。。。

          「DXを進めたいけれど、どこから手をつければ良いか分からない。。。」 そんなこと、ありませんか? 結構、当社にもこのような相談がきます。 以下は、Mt.SQUAREが考える企業変革を進める上での構造図です。 企業は、ミッション、ビジョンに基づいて社会に商品やサービスを投入し、社会的課題を解決しながら企業の価値を向上させていきます。 しかし、企業の資源は、無制限にあるわけではないので、目的を達成するために、その限りある資源を効率的に分配して競争優位を築いていきます。 この

          DXを進めたいけれど。。。

          BPEC(Business Process Engineering Cycle)について

          この度、株式会社Mt.SQUAREは、2023年4月にBPデザイナーズより「BPEC事業」を移管しました。 BPECとは、Business Process Engineering Cycleを略したもので、業務量調査および業務量可視化ツールです。 「DXをどこから始めたら良いのかわからない」ということをユーザー企業から問い合わせがあります。 その時は、まずはBPECの紹介をしています。 DXのあたりをつけるのに非常に強力なツールです。 そのBPECの概要を簡単に紹介し

          BPEC(Business Process Engineering Cycle)について

          投機的なweb3からの解放

          NFT=投機目的 「NFT=投機目的」という構図が一般的に出来上がってしまっているような気がします これが諸悪の根源ではないでしょうか、、、 そろそろ投機的なNFTから解放されるべきではないでしょうか… と、生意気なことを言ったりしてみます Web3の世界は、もっとお金主体の話ではなく、非中央集権、価値の所有による社会的課題の解決であるべきだと考えます これは、Ethereumの創設者の一人でもあるVitalik Buterin氏もSBTの記事で言っていますよね 投機

          投機的なweb3からの解放

          ロイヤルホールディングス「天ぷら x web3 x AI」で外食産業の課題解決を目指す 天ぷら専門店「TEN Labo」 4/27(木) 錦糸町にオープン

          ロイヤルホールディングスDX プロジェクト ロイヤルホールディングスは、「中期経営計画2022~2024」において「時間や場所にとらわれない “食”&“ホスピタリティ”の提供」をビジョンとし「既存領域の深掘り」と「事業創造領域への投資」を 進めてまいりました。事業創造領域の一環であるDXプロジェクトにおいて「天ぷら x web3 x AI」で 外食産業の構造的課題の解決にチャレンジするDX店舗として「TEN Labo」を2023年4月27日(木) 錦糸町にオープンいたします。

          ロイヤルホールディングス「天ぷら x web3 x AI」で外食産業の課題解決を目指す 天ぷら専門店「TEN Labo」 4/27(木) 錦糸町にオープン

          企業向けweb3サービス「JOREN」を提供開始

          当社の企業向けweb3サービス「JOREN」を提供開始しました。 この後、先行事例や活用方法についても、随時公開していきます。 当社の企業向けweb3サービスは「JOREN」は、企業においてweb3の技術を活用を実現するためのサービスです。 本サービスは、web3における会員証NFTと証明書NFTを中心に、あらなたな価値創造を提供するサービスです。 まだまだweb3は黎明期である中で、いかに企業としてweb3の技術を取り入れながらビジネスを推進していくかという企業も多く

          企業向けweb3サービス「JOREN」を提供開始

          進まないDX (分断と抵抗)

          テクノロジーの活用やデジタル化よりもやるべきことは、意識改革、組織改革、業務改革ではないか? 人口減少の中で、ある目的(市場での競争優位)を実現するために限られたリソースを活用(資源の最適分配)して目的を実行すること、これが戦略である このために企業は変革が必要であると考える そして、その変革を実施するには人口が減少していく現在の環境においてデジタル化、テックのロジーの活用は必須である これがデジタル・トランスフォーメーションの本質的なところだと考える しかし、この

          進まないDX (分断と抵抗)

          Web3.0時代のリスクの捉え方

          めちゃくちゃ久しぶりの投稿です。 さて、そんな久しぶりの投稿だが、今回はリスク管理について考えてみた… 日本の「リスク」の捉え方は、「リスクは回避するもの、失敗は恥」 米国の「リスク」の捉え方は、「リスクは管理するもの、失敗は糧」 このようなイメージを僕は持っている 現在、Web3についての話題が尽きない そんな中、日本はWeb 2.0の時のようなグローバル競争の中で苦杯をなめるのか、、、 リスクとは、不確実性のことだ その予測が難しい不確実性をどのように捉え

          Web3.0時代のリスクの捉え方

          『ダニング=クルーガー効果』

          「ライティング・ソフトウェア」(Juval Löwy著『Righting Software』(Pearson Education, 2020)の邦訳版)を再読していたところ、「ダニング=クルーガー効果」という言葉が目についた。 「ライティング・ソフトウェア」については、システム・デザインとプロジェクト・デザインの双方向から構造工学を用いてアプローチし、ソフトウェア開発を成功に導くための指南書として個人的には捉えている。邦訳版が出版されてから、まだ2年だが、案件でつまづいた時や

          『ダニング=クルーガー効果』

          『Web3時代の製造業DXを考える』

          全てがマイクロ化していく これからの社会、全てがマイクロ化していくのではないだろうか? (こちらの記事も参考にしていただければと思う...) Web2からWeb3へのシフトは、”真の個の時代”の到来だと思う Web3にシフトすれば、顧客がマイクロ化する 1億総自己主張時代、1億総メディア時代と言われるように個の力が強くなる そうなれば顧客接点もマイクロ化する 今まで大量生産によりコスト削減をはかってきた企業も多様化する個のニーズに対応せざるを得なくなる 部品等も

          『Web3時代の製造業DXを考える』