『意欲 vs 経験』 ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと
Challenger(意欲的な人) vs. Experiencer(経験豊な人」
「青コーナー意欲的な人〜」
「赤コーナー経験豊かな人〜」
カーン!
「さあ、いまゴングがなり戦いの火蓋が切って落とされましたあっ」
といった前置きはさておき…
先日、あるスタートアップの社長と面談をしてきました。
その企業とは、当初と良い関係でのライバルだと勝手に思っています。
創業時期や成長のスピードも似ています。
しかし、同じTehc系のスタートアップでありながら、かなり企業運営の方法や戦略については異なるなーって印象です。
なので、話を聞くたびに、いろいろな刺激を受けます。
そんな中で、感じたことが、「意欲と経験」についてです。
採用の話しになったときに、経験豊かな人を選ぶよりも、意欲的な人を採用すると、その社長は言っていました。
経験ある人の意見や、有識者の意見というのは、安心感があります。
しかし、現在のような不確実性の時代において、その経験が時として邪魔になることはないでしょうか?
特にわれわれのようなスタートアップはそうです。そのライバル企業もまさにそうです。
経験<意欲
過去の延長線上でしか物事を判断できないと、それは成長の機会を一しているのかもしれません。
最強は、経験+意欲
「過去の経験を持ちつつ過去の延長に縛られず意欲的にチャレンジする」
こういうアプローチが求められると思います。
そして、われわれもそこを目指すべきだと認識しました。
となると取締役の選任は非常に重要になります。
社外取締役は特に慎重になるべきです。
経験豊かな人が悪いと言っているのでありません。
経験豊かな人こそ、自分の経験を押し付けるのではなく、新たな環境を受け入れながら、今まで経験をフル活用し新しいものに意欲的に取り組むことが求められます。
意欲的な意見を、経験豊かな人が過去に経験したことがないと言って潰してしまう事は、成長の機会を潰しているようなものです。
過去からの延長線上での経験則から、コスト削減や利益重視に偏重することは、成長を止めてしまう可能性もあります。
これからのリーダーとなるべき人は、成長もコストも生産性も全てを考慮し、トレードオフではなく、トレードオンで考えて行動する必要があります。
それは、環境の変化はものスゴーーーく早いということです。
現在の1秒前は過去となり、1秒後は未来です。
その間に大きな変化が起きていると考えなけれならないと思っています。
新型コロナウイルスの感染拡大や、中国の不動産バブルの崩壊、中東問題、毎年のように訪れる異常気象等、想定外のことが普通に発生するような時代です。
このような環境下において、過去の延長でしか意思決定できないということは、非常に危険なことなのです。
そこで求められることは、
Challenger(意欲的な人) vs. Experiencer(経験豊な人)
ではなく、
Challenger(意欲的な人) + Experiencerj(経験豊な人)
です。
戦うことをやめ、手を取りあって企業の大きなパーパスに向かって推進すべきです。
われわれは、そこを目指そうとそう認識しました。
という事で、試合終了〜
おしまい
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