見出し画像

ココナラのイラストがひどい!もう生成AIのが上でしょ?

「ココナラのイラストがひどい!」

「ヘタクソなイラストレーターばっかり!」

と感じたことはありませんでしょうか?

ココナラなどのスキルシェアサイトでは、誰でも簡単に出品できる仕組みのため、イラストの品質に課題があります。プロのイラストレーターは美術教育や長期的な訓練、厳しい競争を経て技術を磨きますが、スキルシェアサイトではそうした過程なしに活動を始められます。そのため、基礎的な造形要素が身についていない出品者も少なくありません。

近年では生成AIが質の高いイラストを作ってくれるようになりました。もはやココナラでヘタクソな絵師に発注するメリットは皆無になったと言えます。


なぜココナラのイラストは品質が低いのか?

スキルシェアサイトは近年大きな人気を博しており、特にココナラのようなプラットフォームではイラスト制作などの創作サービスが多く提供されています。しかし、これらのサイトで提供されるイラストの品質に関して、様々な課題が存在することも事実です。プロのイラストレーターが提供する作品と比較すると、スキルシェアサイトで出会うイラストの中には技術的に未熟なものも少なくありません。

まず、スキルシェアサイトの基本的な仕組みについて考えてみましょう。これらのプラットフォームは、特別な資格や実績がなくても誰でも出品者になれるという開かれた環境を提供しています。この点は新しい才能の発掘や、クリエイターの裾野を広げるという意味では素晴らしいことです。しかし同時に、イラスト制作の基礎的な技術や知識が不十分な状態でサービスを始める人も多く存在します。

伝統的なイラストレーターの育成過程を考えると、プロとして認められるまでには長い修行期間があります。美術学校や専門学校での基礎訓練、先輩イラストレーターからの指導、出版社やデザイン事務所での実務経験など、何年もかけて技術を磨いていきます。さらに、プロの世界では厳しい批評や選考を通過してはじめて仕事を得られるという競争環境があります。

一方、スキルシェアサイトでは、こうした長期的な訓練や厳しい選別のプロセスを経ずに活動を始められます。自分で「イラストレーター」と名乗るだけで、すぐにサービスの提供が可能です。これにより、解剖学や遠近法、色彩理論といった基礎的な造形要素が身についていない状態で作品を提供する出品者も見受けられます。

また価格設定の問題も品質に影響します。スキルシェアサイトでは価格競争が激しく、多くの出品者は低価格でサービスを提供しています。プロのイラストレーターであれば一点数万円から十数万円で請け負うような仕事が、数千円で提供されていることも珍しくありません。このような低価格設定は、十分な時間をかけて質の高い作品を制作することを難しくします。

イラスト制作には下書き、線画、彩色、修正など多くの工程があり、一つ一つに丁寧な時間をかけることで品質が高まります。しかし、安価な報酬では十分な時間を確保できず、結果として品質の低下につながることがあります。

さらに、スキルシェアサイトの評価システムにも課題があります。多くのサイトでは購入者のレビューによって出品者が評価されますが、イラストの専門知識がない一般の購入者は、技術的な観点から適切な評価をすることが難しい場合があります。「かわいい」「好みの絵柄」といった主観的な感想が中心となり、デッサン力や構図、色使いなどの技術的側面が正当に評価されないことがあります。

加えて、スキルシェアサイトでは作品のオリジナリティに関する問題も見られます。インターネット上の画像を参考にしすぎた結果、既存のイラストに酷似した作品が提供されることもあります。プロのイラストレーターは著作権や二次創作のルールについての知識も持ち合わせていますが、初心者の中にはこうした法的・倫理的な側面への理解が不足している場合があります。


ココナラで絵師にイラスト発注するのをやめて、生成AIを利用すべき

近年、インターネット上でのクリエイティブサービスの選択肢は大きく広がっています。ココナラのようなスキルシェアプラットフォームでイラストレーターに依頼する方法と、Midjourney、Stable Diffusion、DALL-E などの生成AIを使ってイラストを作成する方法は、それぞれ異なる特徴を持っています。特に技術的に未熟なイラストレーターに依頼するケースと比較すると、生成AIの活用にはいくつかの利点があると言えるでしょう。

まず、生成AIによるイラスト制作の最も大きな利点は、技術的な安定性です。最新の生成AIモデルは、何百万もの既存アート作品から学習しており、基本的な構図、バランス、色彩調和などの要素を理解しています。技術力の低いイラストレーターが陥りがちな解剖学的な誤り、不自然な遠近法、バランスの悪い構図などの問題を、生成AIは学習データの平均値として回避できることが多いです。つまり、ある程度の「最低限の品質」が保証されているとも言えます。

次に、生成AIのコスト効率性も大きな魅力です。ココナラで低価格帯のイラストを依頼すると、一点数千円の費用がかかることが一般的ですが、生成AIサービスの多くは月額制のサブスクリプションや、生成回数ベースの料金体系を採用しています。例えば、月額2,000円程度で数百枚のイラストを生成できるサービスもあります。単純な費用対効果で言えば、特に複数のイラストが必要な場合には生成AIが優位に立つことが多いでしょう。

さらに、生成スピードの面でも生成AIは優れています。人間のイラストレーターが一作品を完成させるには、下書きから線画、彩色、修正まで、早くても数時間、複雑な作品であれば数日かかることもあります。一方、生成AIは数秒から数分でイラストを生成できます。急ぎの案件や、複数のバリエーションを短時間で試したい場合には、この速さは非常に大きなメリットとなります。

多様なスタイルを試せる点も、生成AIならではの特徴です。熟練したイラストレーターでも、得意とするスタイルや表現には限りがあります。しかし生成AIは、プロンプト(指示文)を変えることで、水彩画風、油絵風、アニメ風、写実的なスタイルなど、様々な表現方法を簡単に切り替えることができます。イメージがはっきりしていない初期段階で多様なビジュアルオプションを探りたい場合には、この柔軟性は大きな助けになるでしょう。

また、修正のしやすさも生成AIの利点です。ココナラなどで依頼した場合、修正には追加料金がかかることが多く、またイラストレーターのスキルに限界があれば、希望通りの修正が実現できないこともあります。生成AIであれば、プロンプトを微調整しながら何度でも再生成することができます。「もう少し明るい色調で」「キャラクターの表情をやさしくして」といった要望を、追加費用なしで即座に試すことができるのです。

生成AIのもう一つの長所は、プライバシーとコミュニケーションの問題を回避できることです。人間のイラストレーターとのやり取りでは、意図が正確に伝わらなかったり、コミュニケーションの行き違いが生じたりすることがあります。また、個人的なイラスト依頼内容を知られたくないケースもあるでしょう。生成AIを使えば、こうした対人関係の煩わしさを気にせず、自分のペースで制作を進められます。

それでも、技術の急速な進歩により、生成AIの品質は日々向上しています。最新のモデルでは、以前は困難だった「特定のキャラクターの一貫した描写」や「複雑な指示に従ったイラスト生成」なども実現可能になってきています。

生成AIの操作方法についても、初心者向けのチュートリアルや解説が充実しており、プロンプトエンジニアリング(AIへの効果的な指示の出し方)を学べば、さらに質の高いイラストを生成できるようになります。

生成AI時代では、もはやココナラは利用する価値が無いサイトになりつつあります。

を学ぶことの重要性が、今後より重要度を増していくことでしょう。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集