「布団の中のアーティスト,12」報告
4月7日(土)、茅ヶ崎log inにて「布団の中のアーティスト,12」が行われました。
会場の茅ヶ崎log inはJR茅ヶ崎駅から歩いて数分の場所に立地したこのビルの3階にあります。
イベントは午後17時30分にスタート。オープニングは陰気キッズ(大谷健児さん@tani7231、哲生さん@tetsuo040500)が歌う井上陽水「夢の中へ」の替え歌「塀の中へ」。イベントの定番ソングです。
イベントの進行は、①会場に作品を出展した方の紹介、②「布団の中のア~ルバム, 4」に収録された曲と提供した方の紹介の順で進行し、この後パフォーマンスを行いました。
私のパフォーマンスは一番最初でした。当初は途惑いましたが、今の自分には前座がちょうどよいと思い、ステージに上がりました。
当日のセットリストです。
3、End Roll(Chigasaki version)(オリジナル)
前回人前で演奏するのはいつだったのか思い出せないくらい久しぶりで、しかも一人でベースだけを演奏するという状況は過去にもやったことがない初めての試みでした。
当然緊張しました。頭の中は真っ白になり、身体は硬直し両手は震ました。弦を押さえる指も本当にここを押さえればいいのかと疑うくらい感覚が無かったです。
しかしこれは想定内の状況で、自分の性格なら絶対緊張して必ずミスをする、練習してきたことの半分もできないだろうと予想してました。
私はこのイベントでパフォーマンスを行うにあたり一つの目標を掲げました。それは、演奏中にミスをしても途中で中断せずに終了まで演奏する、という目標です。
私が以前バンド活動をしていたとき、毎回観に来てくれた友人が私に指摘してくれたことがありました。その友人は野球に例えて曰く、完全試合を目指す必要は無い。何点でも失点していいので9回まで完投しよう、ということでした。
友人には私は常に完璧を求めていて、ささいなミスも許さないところがあるように見えたようです。完璧を求めているわりにはミスを連発して、ミスをするとそこから立ち直れない。自分に求める要求をもっと低くしていいのではないか、ミスを責めるのではなく成功したことを喜ぼう、ということを友人は私に伝えてくれました。
私はそのことを思い出し、ミスをしても最後まで演奏を続けることだけを考えました。結果は録画された動画を見れば一目瞭然ですが、私は怖くて見ることができません。今は気持ちを落ち着かせたいです。
演奏中のMCも初めてだったので、曲の紹介をすっかり忘れてしまいました。会場の方々に、コイツは何を演奏しているんだろうと困惑させてしまったと思い反省しています。
今回のイベントの一週間前から断酒していました。演奏終了後のビールは格別でした。
イベントの最後は、「塀の中へ」アンコール
私も飛び入りで参加しました。他人と一緒に演奏することが心強いことを痛感しました。この飛び入りのために事前に過去の動画を見て曲の練習をしてました。陰気キッズとのセッションはとても気分が良かったです。
イベント終了後は観客も一緒になって打ち上げを行いました。打ち上げ中、私は二名の観客とお話しする機会がありました。二人ともベース初心者で、私のソロベースを観てとても感激してくれました。初心者から見れば私のようなヤツでも達人に見えるのだなぁと、何か申し訳ない気分になりました。彼らも練習を続ければ私なんかあっという間に追い越すでしょう。
今回はとても貴重な体験ができました。主催者哲生さんならびに関係者各位の皆様にはとても感謝しております。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。
追記:今回のイベントについてAmebaでもブログを書きました。合わせてご覧いただけると幸いです。