ジブンの尖りに目をむけろ!(ABCD=Asset Based Career Development)
今月開始の木下さんのジブン株式会社スクールは、チャプター6に突入。
弱者の戦略を考える中で、ジブンの核(コア)となる部分を理解し、それに目を向ける必要があります。
たとえ、他人よりも劣っている点をカバーしたとしても、マイナスがゼロにしかならない。それよりも、強みを更に伸ばすことで、例えば、転職の面接の際、「あなたは当社で何ができますか?」と面接官に聞かれた場合、ジブンの強みを活かして、その会社の事業にどう貢献できるのかを明確に答えられるようになると思うんです。
(あくまで面接を受ける会社の事業内容や課題を事前に理解し、どう対応できるのかを想定した上となりますが…。)
前回までのnoteで、ピンホールマーケティング戦略、クロスオーバー戦略において、ジブン自身の強みとしてあげられる項目である販売•マーケティング分野(折衝経験含め)をあげました。
ビジネスにおいては、上記のように履歴書に書けそうな項目が強みにあげられると思います。
一方でそうではない、目に見え辛いような内容、例えば、問題解決に対するアプローチ方法を理解し、実践してきた経験がある事等も、一種の強みになるものと思っています。
当たり前ですが、全ての仕事は、問題解決する事にあると思います。
では、問題解決とは何でしょうか?
それは、あるべき姿と現状との差(ギャップ)になります。ジブン達が変わらなくとも、残念ながら、他社やマーケット状況は変わっていくものです。それを怠ると、いつの間にか”茹でガエル”になってしまう事も…。
だからこそ、たとえ今、不満が無くとも、現状に満足せず、更なる改善を目指して努力していく必要があるんですよね。
〇問題解決の4種類
問題解決を考える上で、おおまかに以下の4つとなります。
①発生型問題解決:目に見える問題
②発見型問題解決:起きてるけど気づけてない問題
③予防型問題解決:今後起きそうな問題
④創造型問題解決:将来のあるべき姿から作り出さ
れる問題
問題解決の基本的な流れとしては、
問題設定⇨対策立案⇨実行計画策定⇨実行⇨成果確認⇨標準化、となり、重要なのは、対策立案における真因の把握です。ここで、どれだけ”なぜなぜ”を繰り返し、ロジックツリー等を通して、モレなく、ダブりなく、要因をあげれるかが、超絶大事になってきます。
社会人に成りたての頃は、この”モレなく”、”ダブりなく”要は”MECE”="Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive"なんて言葉は聞いた事もありませんでした。しかし、ビジネスマンとして働く以上、まずは、物事に対する解像度を上げ、①ファクト、②数値、ロジックベースで観れるかが、仕事をする上で不可欠な要素になります。
この問題解決において、③の予防型問題解決=今後起きそうな問題に対しては、ある程度の経験を積めば、誰でも見えてくるものと思いますが、④創造型問題解決=将来のあるべき姿から作り出される問題については、課題を作り出すには骨が折れる作業となり、簡単には課題設定できない問題という扱い。
でも、これが出来てこそ、事業を中長期で継続させていく上で、大事な舵取りになってきます。
そのためには、問題発見を”仮説思考”で捉えられるかが、重要なキーになります。
〇仮説思考の方法とは?
将来予測を行う上で、拠り所としてイメージしやすいのは、①インタビューを通して、エンドユーザーからこういった意見が多くあげられたから、今後は***風になると思われる、また、②各競合他社の動向が、現状***であるから、将来***のトレンドになる事が見込まれる、等の情報。
これら具体的な情報から抽象化させて結論(仮説)を導き出す方法を、帰納法というものがあります。
もうひとつのアプローチ法として、演繹法があげられます。前提から結論を導き出す方法があります。三段論法という奴ですね。
【三段論法】
大前提:全ての人間は死すべきものである。
小前提:ソクラテスは人間である。
結論:ゆえにソクラテスは死すべきものである。
上記の帰納法と演繹法について、鬼滅の刃を用いて、めちゃ分かりやすく説明されていたnoteがありましたので、参考までに以下載せたいと思います。
正直なところ、簡単に仮説まで導き出せないのですが、この創造型問題解決に取り組むからこそ、仕事は面白くなってくるものと思います。
ジブンの頭で考えた仮説があるならば、それを検証してみようと思いたくなるはずです。(=海外営業として働いているのであれば、実際に海外出張に行き、ジブンの目で現場・現地を確かめ、ヒアリングや顧客の声等の一次情報を入手して、確かめてみたいという気持ちになるはず。)
これを誰かが考えたアイデアで、上司に言われたからやると言うのでは、ジブンとしてのモチベーションは中々上がってこないと思います。
課題解決においては、問題をただの問題として人に言われたまま取り組むのか、それとも、お客様をきちんとイメージングし、課題解決によって、お客様へどのようなプラスの要因として表れるのか、相手の立場を想像して取り組めるかで、大きく結果が変わってくると思います。
この辺りの類の話しは、単にスキルがあって知識があるからというよりは、その人が仕事に対して抱いている”動機”や”価値観”に左右されてきます。
所謂”コンピテンシー”といった行動特性となり、目に見えない、潜在的な要素が備わっているかで影響される要素になります。
このように仕事をする上で、周りから見えづらい動機について、この製品によって人の役に立ちたいと思う気持ちがジブンにはあるからこそ、何としても課題解決に取り組みたいと思うようになるんだと思います。
これも一種の強みと、ジブンでは考えています。
ではでは、今日も一日頑張っていきましょう~!
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